マンU香川のレギュラー復帰 カギ握るのはファーガソン前監督
【最新トピックス】
2013年09月27日 15:27 更新
マンチェスター・ユナイテッドが、宿敵シティーとのアウェー戦で失点を重ね、後半6分の段階で0―4と大量リードされた。どんな素人監督でも「サポーターのために攻撃系選手を投入して一矢を報いたい」と考えるのが常道。しかし、ユナイテッドのモイーズ監督は「選手交代枠3人」を2人残して自軍ベンチ前で茫然自失。攻撃にアクセントを付けられるMF香川、FWエルナンデス、ナニはベンチに座って試合終了のホイッスルを聞くしかなかった。
「香川にはアップの指示もなく、ピッチ最前列に設けられたアウェー用ベンチに座りっぱなし。これでリーグ開幕5試合連続出番なし。シティー戦の試合中、ユナイテッド系の記者やカメラマンが『モイーズはクレージー。今すぐ解任しないとユナイテッドはボロボロになる』と罵倒していた」(現地サッカー関係者)
もうひとり、超大物がモイーズの無為無策ぶりに憤慨していた。昨季まで27年もの間、ユナイテッドを率いて数々のタイトルを獲得したファーガソン前監督である。
「モイーズはスコットランド・グラスゴー出身で、同郷の大先輩・ファーガソンから後継指名を受けて名門クラブの監督に収まった。そのファーガソンが<モイーズに意見する。彼は戦い方を誤っている。もっとカガワを使うべき>と話しているそうです。モイーズも恩人の意見には耳を傾けるしかなく、次節以降は香川の出番が増えるともっぱらです」(前出関係者)
ファーガソンは監督を引退した後、ユナイテッドの顧問と広報大使を務め、依然としてクラブに大きな影響力を持っている。ファーガソン自ら引き入れた香川が、今季リーグ5試合連続出番なしと不遇をかこっていることに不満タラタラだったという。シティー戦のデタラメ采配を契機にモイーズに意見すれば、香川にレギュラー獲得のチャンスが出てくる。