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【エカテリンブルク=駒木明義】「もんじゅ」をはじめ各国で難航する高速増殖炉の開発を、ロシアが加速させている。世界で唯一順調に発電を続ける「BN600」に加え、来年発電を始める予定の後継炉の建設も最終段階に入った。安全性への懸念などから撤退する国もある中で、この分野で世界をリードするロシアは、原子力大国の道をひた走る。最前線を訪ねた。
■核燃料サイクル完成目指す
モスクワから空路で2時間半。ウラル地方の工業都市エカテリンブルクの東40キロの人工湖畔に、ベロヤルスク原発がある。ロシアの高速増殖炉開発の拠点だ。
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朝日新聞国際報道部