この世界には何らかの超越的な”律”、神の手が存在するのだろうか?


「ベルセルク」

ベルセルク 第1巻
コカ城の城下町でエルフをいじめる酔っ払い集団。そこに
現れた一人の男、名前はガッツ。
「黒い剣士」と呼ばれるこの男は身の丈を越す剣と仕込み
義手を武器に「ある者」を追っていた。
城主に自分が来た事を酔っ払い達に伝えさせたガッツは
わざと捕えられ拷問を受ける。助けられたエルフはガッツ
に付いて来て羽粉で傷を治す。このエルフの名はパックと
言いガッツに興味を持つ。
城主は軍勢を繰り出してガッツに迫り襲撃するが叶わず
兵は戦意を失う。城主は「黒い剣士」だと確信し「使徒」へ
と変化する。「黒い剣士は使徒を狙う」と言われ、ガッツは
今まで数多くの「使徒」を倒してきた。圧倒的攻撃力でガッ
ツに襲いかかる使徒。その姿は人間ではなく異形の者だ
った。仕込み義手の大砲を撃って使徒を倒したガッツ。そ
れを見たパックは「狂戦士(ベルセルク)」と呟く。
ベルセルク 第2巻
ガッツとパックの旅が始まり、その途中で遭遇した邪教徒
狩り。首筋に痛みを感じたガッツは、邪教徒狩りの最中邪
魔に入り首謀者に自分の存在を知らせる。
ガッツは刺客ゾンダークの襲撃を受けて撃退するが、兵
達に囲まれた所を医者のバルガスに助けられる。そして
バルガスの部屋でガッツは「ベヘリット」を見つけた。
自分の妻子を殺されバルガス自身も半死半生で生き延び
た事で首謀者に恨みを持ち、ガッツに敵討ちを依頼する
があっさりと断られる。だが、ガッツは自分の目的の為に
首謀者を倒しに向かう。そして再び現れたゾンダーク、彼
もまた使徒へと変わっていた。ゾンダークの猛攻に耐え続
けるガッツ。寄生元の頭を砕いて何とか勝利するが、まだ
首謀者との対決が待っていた。
ベルセルク 第3巻
先の戦いで傷を負いながらも首謀者と対決するガッツ。使
徒に変化した彼の体は巨大でかなりの破壊力を持ってい
た。力負けするガッツは戦いの最中に紛れ込んで来た首
謀者の娘テレジアを人質に取って義手大砲を撃ち込む。
恐怖と混乱が交錯するテレジアの目の前でガッツは首謀
者の頭部だけを切りとって切り刻んだ。ところが首謀者の
血に落ちたベヘリットが反応し周囲は異空間に包まれ、つ
いにガッツが追う「ある者」が姿を現した。彼らは「ゴッド・
ハンド」と呼ばれる守護天使で首謀者に娘を生贄にと要求
した。娘を差し出す事に躊躇いを持つ首謀者を見かねて
ゴッド・ハンドは彼の過去を娘に伝えた。それは彼が妻を
ゴッド・ハンドに捧げた経緯だった。そして遂に時間切れと
なり首謀者はゴッド・ハンドと共に消えてしまう。そして残さ
れたガッツは再び歩み出した。
ベルセルク 第4巻
ガンビーノ率いる傭兵隊は女の躯から産まれ出た子供を
発見。名前をガッツと名付けガンビーノが剣を仕込んだ。
愛情も何も持たないガンビーノにガッツは「父親」を感じて
いた。
そして幾多の戦いを経てガッツも戦場に出るようになる
が、ある時敵の砲撃を受けてガンビーノは片足を失ってし
まう。やけになったガンビーノをガッツを殺そうとするが、
逆にガッツに首を刺し貫かれる。逃亡したガッツはその後
たった一人で戦場を渡り歩いて、身の丈と同じ長さの剣を
武器に名前を売って行く。そして、とある戦場で「鷹の団」
と呼ばれる傭兵集団とでくわし苦戦を強いられる。期限が
切れたガッツは戦場を求めて旅に出るが、そこに「鷹の
団」のコルカスが現れ喧嘩を売られる。喧嘩の最中「鷹の
団」首領グリフィスが現れガッツと勝負して勝ち、ガッツを
仲間に入れる。
ベルセルク 第5巻
夜襲を行い追撃してくる敵を阻む殿をグリフィスから任さ
れたガッツ。たった一人で迫り来る敵を相手に戦うのは限
界があり過ぎ、落馬させられ絶体絶命の危機に陥るがグ
リフィス、ピピン、ジュドーによって助けられた。この活躍で
周囲から認められたガッツは晴れて「鷹の団」の一人とし
て迎え入れられた。戦勝祝いの翌日、酔い覚ましの為の
水浴びがいつのまにか水の掛け合いになってしまったガッ
ツとグリフィス。そこでガッツはグリフィスにジプシーから貰
ったベヘリットを見せられる。
ミッドランドの傭兵となった「鷹の団」は、100年来戦って
いるチューダー城塞攻略を命じられる。切込隊隊長となっ
たガッツは本丸に50人送り込むが誰一人出てこない。こ
れに激怒したガッツは単身乗り込むが、そこにいたのは
「不死のゾッド」と呼ばれる伝説の戦士だった。
ベルセルク 第6巻
「不死のゾッド」、彼はガッツとの戦いで異形に変化し切込
隊はじめ「鷹の団」を驚愕させた。助っ人に来たグリフィス
と二人で相手しても叶わないが、グリフィスのベヘリットを
見た途端姿を消す。
傷付いた体のまま鍛錬の為に剣を振るガッツを見て呆れ
るグリフィスだったが、そこにミッドランド王の娘シャルロッ
トが現れる。内気な彼女は何も語らぬまま小走りで通り過
ぎるが躓いた所をグリフィスに支えられる。これを次期王
位後継者ユリウスに見られ罵倒を浴びせられたグリフィス
はガッツに暗殺を命じる。深夜忍び込んだガッツはユリウ
ス父子共々刺し殺す。
騎士団長となったグリフィスはチューダーとの決着をつけ
る為に出陣する。「鷹の団」の前に立ちはだかるアドン、こ
れを受けたキャスカは精彩を欠きガッツに助けられるが二
人は崖下に転落する。
ベルセルク 第7巻
甲冑を着けたまま川を泳いで何とかキャスカを引き上げる
事に成功したガッツ。凍えたお互いの体を温める為に気
絶したキャスカを裸にするが、ここで彼女の動きに精彩が
なかった理由を知る。
意識が戻ったキャスカは自分の状態に気付きガッツに怒
り狂うが、突如泣き出し自分の過去とグリフィスへの想い
を語り出す。そこに現れたアドンは二人を包囲させるが、
ガッツはキャスカを逃がす為に一人で立ち向かう。キャス
カの報告を受け救出に走るピピン達。そこで彼らはガッツ
が100人斬りをするのを目撃する。
チューダーとの国境に位置するドルドレイ城塞。難攻不落
と言われるこの城塞に少数精鋭の「鷹の団」が挑む事に
なった。策により城内に入ったキャスカ、そこにアドンが現
れる。
ベルセルク 第8巻
キャスカがアドンと対している間、ガッツは最強と呼ばれる
騎士ボスコーンと戦っていた。
体調が回復したキャスカは圧倒的な実力の差を見せ付け
て勝利するが、ガッツは勝負がつけられず遂に剣を折ら
れてしまう。そこに飛び込んできた1本の太刀。それは「不
死のゾッド」の物で、ガッツはその太刀を使って一刀の下
に斬り伏せた。城塞攻略に成功した「鷹の団」は白凰騎士
団となり、グリフィスは”白の称号”を与えられた。
ユリウスと密通していた王妃は仇討ちの為にグリフィス暗
殺を計画。これを見抜いていたグリフィスはガッツに実行
者を暗殺させ、自分は王妃一党を焼き殺した。
グリフィスと対等でいたいとの思いから一人になる事を決
めたガッツ。再びグリフィスと相見える。
ベルセルク 第9巻
グリフィスに勝利して自由の身となったガッツ。ショックの
余り我を失ったグリフィスはシャルロットに夜這いをかける
が、女中に目撃され捕縛されてしまう。
拷問にかけられるグリフィスと突如ミッドランド軍からの襲
撃を受ける「鷹の団」。ベヘリットは拷問官によって捨てら
れ、「鷹の団」はキャスカの指揮により逃亡に成功する。
その頃ガッツは武闘大会に飛び入り参加して優勝者シラ
ットと戦い圧勝する。そして主催者から盗賊狩りの兵を募
集する為の大会だと聞かされ、追うのは「鷹の団」だと知
る。
追撃隊長となったシラットの攻撃から「鷹の団」を救出した
ガッツ。士気が上がる中キャスカから今までの経緯を教え
られる。そして二人は傷の舐めあいだと分かっていながら
結ばれる。
ベルセルク 第10巻
「グリフィス救出が終ったら俺と一緒に来いよ」とガッツに
言われ幸せを感じるキャスカ。
グリフィスが捕えられた地ウィンダムに向けて出発するガ
ッツ、キャスカ、ピピン、ジュドーの4人は内通者となったシ
ャルロットの案内で「再生の塔」へとたどり着く。
その頃残された「鷹の団」は使徒達に襲われ大半が食い
殺されるが、髑髏の騎士が突如現れ使徒達を退散させ
る。
地下牢で再会を果たしたガッツとグリフィス。だがグリフィ
スは皮を剥され、手足の腱を切られ、舌を切られ、そして
無数の切り傷が付けられていた。グリフィスを抱えて連れ
去ろうとするガッツ達に立ち向かうミッドランド軍。王は怒り
の余りワイアルドに追撃命令を下す。
ベルセルク 第11巻
ワイアルドの追撃を受けるガッツ達。ピピンと二人がかり
で挑むがワイアルドの力に圧倒される。この時ガッツは
「不死のゾッド」をだぶらせ彼が去り際に言った「お前達に
逃れらぬ死がおとずれる」と言う言葉を思い出していた。
そしてキャスカの機転と生き残りの「鷹の団」によって迎撃
体制が取られたが、やはりワイアルドの力に押されて行
く。ガッツとの勝負を楽しみたいワイアルドは遂に使徒へと
変化するがキャスカに気付きさかり出す。キャスカを救う
為に恐怖を闘志に変えて対峙するガッツは、ワイアルドの
攻撃にボロボロにされながら奇策を使って致命傷を与え
る。
だが、復活したワイアルドが移動準備をはじめたガッツ達
を襲撃。そこでワイアルドはグリフィスを裸にして昔には戻
れない事を教えるが、「不死のゾッド」が現れワイアルドを
殺してしまう。
ベルセルク 第12巻
「不死のゾッド」が再び現れ「間もなく触が来る。その時全
てが分かる」と言って去って行った。
残された「鷹の団」はグリフィスが元の体に戻れない事を
知り愕然とし、これから先どうするのかを全員が考えてい
た。グリフィスを養いながら傭兵を続けると言うジュドー
は、ガッツにキャスカを連れて行けと話すが、キャスカは傷
付いたグリフィスを一人に出来ないと嘆いていた。
それぞれの会話を聞いて、それでもなお自分の夢を捨て
られないグリフィスは無理矢理馬を走らせて一人で行って
しまう。これに気付いたガッツ達はグリフィスを追いかけ
る。グリフィスは落馬して水溜りに落ちるが、この時手元に
はベヘリットが転がっていた。自分の姿と将来に絶望した
グリフィスが血の涙を流すとベヘリットが反応して辺り一面
が闇に包まれ、皆既日蝕となってしまった。
ベルセルク 第13巻
「蝕」となった一帯には使徒の集団が現れ、巨大な掌がグ
リフィスを包むとそこに4人の異形の者が出現した。彼ら
は「ゴッド・ハンド」と言われグリフィスが5人目の守護天使
だとガッツ達に教える。
4人はグリフィスに、「自分の野心がまだ終らず心の中でく
すぶっているのならば捧げよ」と告げる。グリフィスを異形
の者にしたくないガッツは、巨大な掌に向かって走り出す
が、そんなガッツの姿を見て嫉妬と羨望を感じたグリフィス
は遂に「捧げる」と言ってしまう。
そして「鷹の団」全員に烙印が刻まれ使徒達に無残にも食
い殺されていく。たった一人逃げずに立ち向かうガッツと
必死で逃げるキャスカとジュドー。そして遂にグリフィスは
「フェムト」となって出現しキャスカをガッツの目の前で犯
す。怒り狂うガッツだが使徒達に阻まれ右目と左腕を失っ
てしまう。
ベルセルク 第14巻
髑髏の騎士の出現により助け出されたガッツとキャスカ。
だがキャスカは精神異常になり幼児化してしまう。生き残
った二人には烙印があり、これがある限り闇に潜む使徒
の生贄となると髑髏の騎士より知らされ、グリフィス達を殺
す事を誓うガッツだった。そしてキャスカに子が生まれるが
その子には魔が取りついていた。
刀鍛冶ゴドーの下に身を寄せていたガッツ達だが、そこに
も使徒が現れガッツはそこで「ドラゴン殺し」と呼ばれる大
剣を見つけ、それを持ち立ち向かう。この時義手に仕込み
大砲がある事を知り止めを刺す事に成功する。そして、ガ
ッツはキャスカを残しグリフィスを倒して復讐を果たそうと
一人旅に出るのだった。
ベルセルク 第15巻
ガッツとパックの旅の途中で行き着いた「エルフ伝説」が
残る村。夜の森で迷ったジルが使徒に襲われそうになる
所を助けた縁で立ち寄る事になるが、そこには人間を襲う
妖精達がいた。首筋の烙印が反応した事で使徒だと気付
くガッツだが、ジルは先頭にいる妖精がロシーヌ姉ちゃん
ではないかと言う。
真実を探る為にエルフがいると言う森に向かうガッツ。そ
してガッツを追い掛けてパックと共に森に向かうジル。ジル
の目の前で戦う事になってしまったロシーヌは、ジルを連
れて飛び去ってしまう。追い掛けるガッツは森の番人とな
った使徒と戦い何とか勝利する。その頃ジルはロシーヌに
仲間になるよう誘われていた。迷うジルの目の前で突然森
が燃え出した。
ベルセルク 第16巻
森を燃やしたのがガッツだと知ったロシーヌは妖精達に攻
撃命令を出す。
その頃法王庁奇跡認定局団長ファルネーゼは、信仰に関
わる重大な存在として黒い騎士を追い掛けて村に入った。
ガッツは貼り付いた妖精達共々燃える森に入り、全員焼
き殺された事に憤ったロシーヌは完全体となってガッツを
襲った。猛スピードで突いてくるロシーヌの攻撃に付いて
行けないガッツはわざと腕を貫かせて義手大砲を撃つ。そ
の後ガッツは炎がジルに迫るのに気付き身を潜め、ロシ
ーヌがジルを助け出すのを見計らって後ろから大剣で刺し
貫いた。
激闘の後ガッツはジルに闇の怖さを教えるが、そこにファ
ルネーゼ達が現れガッツは捕えられる。
ベルセルク 第17巻
牢に繋がれたガッツだったが、パックによって救出されフ
ァルネーゼを人質に取って脱出する。だがそこに使徒の
集団が現れファルネーゼは錯乱状態に陥る。
恐怖が全身を支配する中、たった一人で襲い来る使徒達
を相手に戦い続けるガッツを見て己の無力さを感じるファ
ルネーゼ。ようやく間に合った団員のセルピコはファルネ
ーゼからガッツを殺すように指示されるが相打ちとなる。
疫病が流行し存亡の危機にあるミッドランド。市民全員が
見たという「光の鷹の夢」が唯一の希望となっていた。そし
てガッツは「火の柱の立つ盲目の羊達の集いし聖地に天
墜ちる刻それは来る」と呟くキャスカの夢を見てゴドーの家
に戻る。だがそこにはキャスカの姿はなくなっていた。
ベルセルク 第18巻
キャスカを追うガッツは、こそ泥をして逃走中のイシドロと
出くわす。そこにクシャーンの斥候部隊が現れ突如ガッツ
を襲うが全て斬り殺される。これを見たイシドロは弟子に
なると言い出しガッツに付いて行く。
その頃ファルネーゼはアルビオン修道院でモズクスの下、
邪教徒狩りを行っていた。修道院の脇にある部落で娼婦
小屋を営むルカ達はエレーンと言う娘を養っていた。彼女
は顔を包帯で巻き、言葉を喋れない体だった。夜中に一
人で外に歩き出すエレーンは胸に痛みを感じた。そして周
囲は使徒で満たされたが、小さな魔の赤子がエレーンを
救う。
一方ガッツは、使徒の襲撃の後に現れた髑髏の騎士より
断罪の塔へ向かえと言われる。
ベルセルク 第19巻
邪教徒として連行される娼婦のペペ。ルカが助けに行くが
そこにガッツが現れ、邪教徒狩りに来た部隊を斬りまく
る。エレーンの胸にある傷と同じ物をガッツの首に見つけ
たルカは、ガッツが探しているキャスカではと思い部落に
案内するが、エレーンは娼婦の一人ニーナに連れ去られ
ていた。
エレーンが連れて行かれたのは邪教徒のアジトで、追い
付いたパックはエレーンがキャスカだと確信する。だが邪
教徒達はニーナを生贄に儀式を始め出す。するとアジトの
穴倉の闇から使徒達が現れ邪教徒に憑依して共食いをさ
せる。邪教徒討伐に来たファルネーゼ達は凶暴化した邪
教徒に苦戦を強いられるが、ガッツがやって来てキャスカ
救出の為に邪教徒を斬り倒していく。
ガッツはキャスカを逃がす為に殿となって邪教徒と戦う
が、キャスカはファルネーゼに連行される。
ベルセルク 第20巻
モズクズの前に引き出されたキャスカは、邪教徒が崇める
魔女だと思われ太長い針の付いた棺状の拷問器に掛け
られそうになるが、突如拷問器から使徒達が出現しモズク
ズ達を襲う。立ち向かおうとするモズクズ達に「卵状の使
途」が不意打ちを食らわす。
そしてガッツはルカの手引きで塔内に侵入を果たし、使徒
の出現により逃走するファルネーゼと遭遇し脅迫してキャ
スカの所へ案内させる。そこには使徒と化したモズクズ達
がいてキャスカを火刑にしようとしていた。キャスカを救う
為にモズクズの部下と戦うガッツ、一方髑髏の騎士も塔に
到着して「卵状の使徒」と出会っていた。パニックに落ちた
民衆はモズクズからキャスカを受け取り火刑にしようとす
るが、塔が半壊し巨大な掌状になると使徒達が4人の「守
護天使」を形成した。
ベルセルク 第21巻
モズクズの部下を倒し、使徒達を斬りながら火刑の場に向
かうガッツにモズクズが立ちはだかる。モズクズとの激闘
の中、ガッツも「卵状の使途」を見つけキャスカの生んだ赤
子ではないかと感じる。イシドロの活躍でキャスカは助け
出され、心に隙がなくなったガッツは鋼鉄化したモズクズ
に出来た亀裂に「ドラゴン殺し」を突き立て塔の下にいる
民衆の下に振り落とした。
心の支えがなくなった民衆に使徒達が襲いかかる。そして
夜明けの直前、使徒達は塔を全て覆い尽し巨大な掌を形
成すると「卵状の使途」が割れる。すると掌は崩れだし使
徒達は姿を消したが、クシャーン軍が現れ生き残ったガッ
ツ達を襲撃する。そこに「不死のゾッド」が出現しクシャー
ン軍を一蹴すると、ガッツ達の前に昔のあの頃の「グリフィ
ス」が現れた。
ベルセルク 第22巻
「不死のゾッド」の背に乗りどこかに飛び立って行ったグリ
フィス。ガッツはキャスカを連れてゴドーの家に戻るが、彼
は亡くなっていた。
「蝕」の時に生き残ったリッケルトは、ゴドーの家に拾われ
て自分が作った剣を墓代わりに地面に突き立て「鷹の団」
を弔っていた。ガッツがその墓に向かうとそこにはリッケル
トと「グリフィス」が思い出話をしていた。いきなり「グリフィ
ス」に斬りかかるガッツに「不死のゾッド」が割って入る。激
闘を繰り広げる二人を見て自分の鼓動が高鳴っている事
に少しの動揺を見せる「グリフィス」。
そして「グリフィス」は自分の夢に向かって再び動き出し、
ガッツは「グリフィス」を倒す為に先ずキャスカを安全な場
所に移そうとパックの住んでいた地に向かう。
ベルセルク 第23巻
ガッツ、キャスカ、パックは「エルフ郷」に向かい雪荒ぶ
中、毎夜襲う使徒と戦いながら旅を続けていた。「夢魔」と
呼ばれる使徒に「グリフィス」を追いかけたいんなら今ここ
でキャスカを殺せばいいと囁かれ動揺するガッツは、心に
隙が出来使徒に憑依されキャスカを殺しかけてしまう。懐
いていたはずのキャスカがこれを境にガッツを嫌い、嫌悪
の視線を向けるようになった。そして遂に自力で脱走して
しまったキャスカを追いかけるガッツは、見つけ出す事に
成功するがそこで無理矢理キャスカを抱こうとする。その
頃、キャスカを探すパックはファルネーゼとセルピコの荷
物を盗んだイシドロと遭遇。間もなく二人とも出会いパック
はガッツの所へと彼らを案内する。自分の心の弱さを感じ
たガッツはキャスカを守る役目をファルネーゼ達に託し
た。
ベルセルク 第24巻
ガッツは旅の合間にイシドロに剣術を教え、ファルネーゼ
はキャスカを良く介抱していた。そしてセルピコはガッツに
ファルネーゼを変えたのはガッツだから、もし彼女が旅の
途中で死ねばその時はガッツを殺す、と告げる。
突如「トロール」が現れてキャスカとファルネーゼを連れ去
ろうとするがイシドロが追いつく。だがそこには「トロール」
の群れがいて彼らを待ち構えていた。「トロール」が襲い掛
かろうとした時、一人の少女が現れ「トロール」達を退散さ
せる。そこへガッツとセルピコが合流するが少女は姿を消
していた。ガッツ達は森の中を進み館に辿り着く。主の老
婦人はフローラといい彼女の弟子だと紹介された「シール
ケ」は先程の少女だった。彼女達は魔法使いと呼ばれガ
ッツに協力を依頼する。
ベルセルク 第25巻
フローラの屋敷で新しい武器を手に入れたセルピコ、イシ
ドロ、ファルネーゼ。旅の途中で「トロール」が巣食う村に
辿り着き、シールケの指示に従い「トロール」退治をする事
になる。
村人を寺院に導き「トロール」の侵入を防ごうとするが、「ト
ロール」は既に寺院内にもいて村人は挟撃される。キャス
カとファルネーゼも村人と共にいさせたガッツはセルピコと
イシドロに寺院内の「トロール」を片付けるよう指示する。
そしてシールケは「トロール」が入って来れない防壁を作り
出すが、そこに「トロール」以上の力を持つ「オーグル」や
雨により強さを増す「ケルピー」と呼ばれる使徒が現れ一
人寺院の外に残ったガッツは苦戦を強いられる。ガッツを
助ける為シールケは更に強い魔術を作るが暴走してしま
い、そのドサクサにキャスカとファルネーゼは「トロール」に
攫われる。
ベルセルク 第26巻
二人が攫われた「トロール」の棲家の洞窟に侵入したガッ
ツ達。シールケの探知能力によりガッツは二人を救出する
事に成功するが、そこには他にも「トロール」によって攫わ
れた女達がいて彼女達も全員外に出す為殿を務め「トロ
ール」相手に戦闘を開始する。かなりの数の「トロール」を
斬り殺し潮時だと見切った矢先、ガッツの首筋の烙印から
激痛が走りあの守護天使の一人が姿を現した。ガッツの
体は深く傷付けられ戦う事が出来なくなった時、「髑髏の
騎士」が助けに来る。一方シールケはガッツの危機を知り
高度な魔術を練り「腐れ根の主」を召還する。守護天使を
「ドラゴン殺し」で刺し貫いた事で、使徒達を一旦退避させ
る事に成功したガッツ達はフローラの館に戻る。
だがそこには「グリフィス」から派遣された使徒軍が迫って
いた。
ベルセルク 第27巻
館を焼き討ちにする使徒兵。フローラは死期を悟っていた
為館と運命を共にし愛弟子シールケにガッツと一緒にいる
ようにとテレパシーで伝える。
使徒軍の一人グンベルドと一騎打ちをするガッツは、力負
けして瀕死の状態になるがシールケにより館に保管してい
た甲冑を身に着けて戦う事になる。この甲冑は装着者の
思念を洗脳し戦う兵器とさせ、幾ら傷付こうが甲冑の中で
死に絶えるまで戦いを止めないという物だった。甲冑の力
を借りて戦うガッツはキャスカ達が使徒に襲われそうにな
る所を助け出し森からの脱出に成功する。
その頃ガニシュカ大帝軍がミッドランド攻略に乗り出すが、
そこに「グリフィス」率いる「新生・鷹の団」が現れ両軍は激
突する。その間に「グリフィス」とシャルロットが再会を果た
した。
ベルセルク 第28巻
浜辺でシールケが師・フローラとの別れをしている所にガ
ッツが現れ、会話する内に感情が溢れ出してしまった。こ
の事からフローラはガッツに恋心を抱くようになってしま
う。
そこに髑髏の騎士が現れ甲冑の事、「グリフィス」の事、キ
ャスカの事、そして以前自分がその甲冑を着て戦った事な
どを語り姿を消す。その頃キャスカは二人から離れた浜辺
で裸の少年と出会い、二人は親子のような触合いを見せ
るようになる。そこにクシャーンに操られたワニ軍団がガッ
ツ達を襲撃して来るが甲冑を再び装着したガッツによって
全滅させられる。
各国の軍がクシャーンとの戦の為商都・ヴリタニスに終結
する所に遭遇したガッツ達。そこでイシドロはミュール、シ
ールケはソーニャと出会う。
ベルセルク 第29巻
軍事港湾都市・ヴリタリスで子供達を連れ去ろうとする海
賊団に遭遇したシールケとソーニャ。
危機に陥っていない二人を救うべくイシドロとミュールが剣
を抜く。お互いに足を引っ張りながら撃退に成功した二人
だったが、その後大乱闘を演じて喧嘩別れとなる。
船を調達する為にヴリタリスに立ち寄ったガッツ一行だっ
たが、来る戦に備え全ての船は軍に徴用されてしまい八
方塞となる。そこでファルネーゼは自分の生家であるヴァ
ンディミオン家を頼ろうとするが、父に怯えて何も言えなく
なる。そんな彼女を救う若しくは利用する為に兄・マニフィ
コが政略結婚の話を持ちかけ、ガッツ一行に船を貸し出さ
せる事に成功する。用件を伝え去ってしまったセルピコ、
そしてファルネーゼに釈然としない物を感じたガッツ達は、
ヴァンディミオン家に向かうのだった。
ベルセルク 第30巻
対決する事になってしまったガッツとセルピコ。腕力の差
を埋める為、わざと狭く柱が立ち並ぶ部屋に誘い込み優
位に立とうとするセルピコ。だがガッツの剣は柱の障害な
どものともせず、破壊しながら着実にセルピコを追い込ん
でいく。そんな二人の真剣勝負を目の当たりにしたイシド
ロは「剣士」と言う生き物の性に衝撃を受ける。
引き分けで終わった勝負の後再会を果たすガッツ達とファ
ルネーゼの前に現れた妖虎群。経典を信じ現実に起こっ
ている惨劇にたじろぐ事しか出来ない貴族達をよそに、ガ
ッツ達は当たり前のように戦い勝利する。再び旅を続ける
事にしたファルネーゼは、ガッツ達と宮殿を出ようとしたそ
の時クシャーン軍の襲撃を受ける。先の妖虎群は前哨戦
に過ぎなかったのか激闘は更に続く。


少なくとも人は自らの意思さえ自由には出来ない

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