天皇陛下が恒例の稲刈り 皇居の水田
天皇陛下は27日、皇居内の生物学研究所脇にある水田で恒例の稲刈りをされた。春に自ら種もみをまき、田植えをした稲で、長靴を履いた陛下は鎌で一株ずつ刈り取りながら、侍従に「今年はだいぶなっているね」と話したという。
収穫したのはうるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチ。宮内庁によると、今年の作柄は平年並みからやや良という。
陛下は農作業を伝承するため、昭和天皇から田植えを引き継ぎ、さらに種もみまきや稲刈りも自らしている。米は11月の新嘗祭などの神事に使われ、両陛下の食卓に上がることもある。