Updated: Tokyo  2013/09/27 18:18  |  New York  2013/09/27 05:18  |  London  2013/09/27 10:18
 

今日の国内市況(9月27日):株式、債券、為替市場

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  (ブルームバーグ):きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は以下の通り。

●日本株は反落、テクニカル指標が過熱感を示唆-海運や機械安い

日本株相場は小幅に反落。テクニカル指標で過熱感が示されるなど、上値の重い展開だった。業種別では、海運や金属製品、機械などが安い。

TOPIXの終値は前日比2.97ポイント(0.2%)安の1217.52、日経平均株価は同39円5銭(0.3%)安の1万4760円7銭。両指数とも前日の終値を挟む小動きで推移する時間帯が長かったものの、取引終了にかけては下げ幅をやや拡大した。

●債券は反発、2年債入札順調で中期ゾーンに買い-円高・株安も支え

債券相場は反発。きょう実施の2年債入札が投資家需要を背景に順調となったことから中期ゾーンに買いが入った。外国為替市場での円高基調や国内株安も相場の支えとなった。

東京先物市場で中心限月の12月物は前日比5銭高の144円07銭で開始し、いったんは144円15銭まで上昇したが、その後は上値が重くなり、4銭高まで上げ幅を縮めた。しかし、午後に入ると再び水準を切り上げ、一時は144円16銭まで上昇。結局は12銭高の144円14銭で引けた。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、短期ゾーンは短期国債(TB)を含めて需給がタイト化しているとし、「2年債入札は良かった。利回りが0.1%を割り込んで、付利(日銀超過準備預金に付ける金利、現在0.1%)水準を下回っている」と話した。「金融機関の金余り状況により、短いゾーンから金利が低下している」とし、需給環境の良さが相場を支えていると言う。

●円反発、米財政協議の行方懸念-対ドル98円半ば、法人税発言も

東京外国為替市場では円が反発。米財政協議の行方が懸念される中、比較的安全な円に買い圧力がかかった。麻生太郎財務相が法人実効税率の引き下げに否定的な発言をしたことも円買いを後押しした。

ドル・円相場は1ドル=99円ちょうど前後で東京市場を迎えた後、円が徐々に水準を切り上げる展開となり、午後には一時98円53銭を付けた。

オーストラリア・コモンウェルス銀行の外国為替エコノミスト、ピーター・ドラギセヴィッチ氏(シドニー在勤)は、「超短期的には、米国の財政状況をめぐり不透明感が増した場合、円は全面高となるだろう」と話した。

更新日時: 2013/09/27 15:54 JST

 
 
 
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