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山中慎介11・10V5戦で左拳100倍増し

V5戦の会見に臨んだWBC世界バンタム級王者の山中(中央)ら
V5戦の会見に臨んだWBC世界バンタム級王者の山中(中央)ら

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)が「100倍増し」の左拳で4連続KO防衛を狙う。11月10日、東京・両国国技館で同級8位アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)と5度目の防衛戦に臨むことが26日、発表された。挑戦者は防衛戦で初めてとなる右構えで、山中は左構えの相手よりも左ストレートの威力が大幅にアップすることを明かした。

 待望の右構え挑戦者を迎え撃つ。都内で会見に臨んだ山中は「防衛戦で初の右になります」と自ら切り出した。11年11月、WBC世界バンタム級王座決定戦で激突したエスキベル(メキシコ)以来、2年ぶりの右構えの相手。左構え同士の激突が続き「久しぶりになりますが、すぐに慣れると思います」と自信の笑みを浮かべた。

 サウスポー対決の場合、山中は相手の右ガードを避けるため「パンチをかぶせて、体が流れてしまう」と、やや振り気味の左ストレートになってパンチの威力が落ちていたと明かす。一方で右構えが相手となると「まっすぐストレートで威力が増しますね。100倍ぐらい違いますよ」とキッパリ。山中を担当する大和心トレーナーも「ミットに受ける衝撃は全然、変わります」と証言した。

 挑戦者ゲバラはバックステップ、サイドステップを巧みに使い、強打をもらわないタイプだ。先月の1回KO勝ちのような展開は難しいが「中盤以降、必殺の左で倒したい。左の威力は増すはずですから」とKOイメージを膨らませた。

 約3カ月という短いスパンでの防衛戦で4連続KO勝利を挙げれば、熱望する団体王座統一戦への道も広がるに違いない。WBAスーパー王者モレノ、IBF王者マクドネル、WBA王者・興毅、WBO王者・和毅の亀田兄弟が標的。また山中を含め、日本には世界王者10人が存在する。山中は「だから内容。次に統一戦を組んでもらえるように」とアピールしていた。【藤中栄二】

 [2013年9月27日9時29分 紙面から]

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