くらこんの塩こんぶの放射線量
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<シンチレーション式ラディ PA-1000による くらこんの塩こんぶの放射線量の測定> 3月6日に、岡山の実家近くのスーパーで、くらこんの塩こんぶの放射線量を測定しました このスーパーは、どのコーナーも0.040〜0.050μSv/hと放射線量が低いのです 3月4日のブログで、昆布の放射線量を書きましたので、比較しながら記します 2月27日に、天然 利尻昆布の放射線量を測定すると、0.047μSv/hでした 天然 羅臼昆布と、天然 日高昆布も同様に測定したら0.047μSv/hでした 3月6日に、天然 利尻昆布の放射線量を測定すると、0.046μSv/hでした 2月27日の放射線量とほぼ同じ測定値であることがわかります 左側が天然 利尻昆布の裏面で、右側が天然 羅臼昆布の裏面です なぜ裏面かというと、商品のメーカーがただ知りたかったからです!(笑) 2月27日に、本場 北海道名産 日高昆布の放射線量を測定すると、0.064μSv/hと高い数値でした 再び本場 北海道名産 日高昆布を測定しても、0.063μSv/hでした 3月6日に、本場 北海道名産 日高昆布の放射線量を測定すると、0.053μSv/hでした 昆布自身に個体差があるのかわかりませんが、線量は下がっていました 本場 北海道名産 日高昆布の裏面も、0.052μSv/hと下がっていました 2月27日に、カットわかめの放射線量を測定すると、0.064μSv/hと高い数値でした 3月6日に、カットわかめの放射線量を測定すると、ほぼ同じ高い線量の、0.061μSv/hでした なぜ裏面かというと、同じく商品のメーカーが知りたかったからです!(笑) では、本題に戻ります^^ <くらこんの塩こんぶの放射線量について> H22年昆布 賞味期限2012.10.13の放射線量を測定すると、0.045μSv/hでした H23年昆布 賞味期限2012.11.24の放射線量を測定すると、0.046μSv/hでした H23年昆布のアップです!(笑) 測定値より、H22年産、H23年産昆布ともに、数値はほぼ同じで、汚染の心配はないと思います 昆布の収穫時期は夏なので、念のため22年度産を早めに買い占めておくと良いかもです!(笑) ちなみに、自宅近くのスーパーは売れないのか22年度産の塩こんぶが、山のように置いてありました!(笑) くらこんの放射能の検査体制について
当社では2011年7月1日より自社での昆布の放射能検査を開始しております また第三者機関による放射能検査も並行して行っており、自社と外部の両方で放射能検査を実施しております どうぞ安心して当社商品をお召し上がりください 原料となる昆布が倉庫に入荷する前に、放射能検査(入荷前検査)を実施し、倉庫汚染を未然に防いでいます また、念のため、実際に製造する前にも放射能検査(工場使用前検査)を実施し安全性を高めています (一部商品を除く) 判定方法 【 入荷前検査、工場使用前検査 】 NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータによるガンマ線の測定 バックグラウンド*1から20%以内のものを合格として使用する バックグラウンドから20%を超えるものは隔離し、外部分析機関で精密核種検査を実施します →外部検査体制 (例) 2012年2月9日の場合、バックグラウンド実測値は18.10cps(約0.062μSv/h)です もしこれより20%以上である場合、つまり21.72cps(約0.074μSv/h)以上である場合は、社外分析機関にて精密核種分析を行います 当日の日高昆布の実測値は、18.00cps(約0.062μSv/h)であり、バックグラウンドとほぼ差がなく放射能汚染を受けていないと判断されます ちなみにこの同じ検体(日高昆布)を外部分析機関に検査してもらうと、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137はすべて「検出せず」という分析結果になり社内の検査結果とも整合性が取れております (但し分析機器の定量下限値は20Bq/kgです) *1 バックグラウンドとは測定環境中に自然に存在する放射線量です バックグラウンド値は日々の天候などにより変化するため、検査時に毎回測定を行い、十分に低い値であることを確認するようにしております くらこん 放射能の検査体制について ←詳しくはこちら −−−−−−−−−−−−−−−
厚生労働省の【緊急時における食品の放射能測定マニュアル】にも バックグラウンドの値より20%以上の差が有るなら、放射能汚染の可能性があるので要精密検査と書かれています |
「食品と放射能」書庫の記事一覧
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2013/4/22(月) 午後 7:40
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2013/4/16(火) 午前 10:25
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2013/3/13(水) 午前 0:44
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2012/12/24(月) 午前 3:55
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2012/12/21(金) 午後 9:52
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2012/12/20(木) 午前 1:38
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2012/12/11(火) 午前 2:45
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こんにちわ。
詳しい記事を有難うございます。
23年産のものも線量が変らずとの事で、こちらの品はひと安心ですね。
スターダストさんの様に
購入するものをひとつづつ自分自身で数値確認しないと
安心できない世の中になってしまいました。
ほんと、残念な事です。。。
ところで
くらこん塩こぶ入りのお弁当が増えましたね(笑)
2012/3/12(月) 午後 2:57
TAROさん、こんばんわ^^
塩こんぶの22年産と、23年産の線量比較が参考になってなによりです^^
スーパーに線量計を持参しなければならないのはほんとに悲しいことです><
自治体等が実施している放射性物質の測定は、下限値が高く、メーカーや商品が明確でなく
測定結果が少ないこと また、消費者より生産者の側に立った測定であること
これから魚介類は放射能が濃縮されていくことや、汚染された食品が加工食品に使われたり^^;
震災後、西日本産の食品が急に増えたような気もするし^^; ← 産地偽装を疑っている
自己防衛のためには、線量計は欠かせないアイテムと化しています!(泣)
以前のように、消費者が安心して買い物が出来るといいのですがね^^;
弁当は、ふりかけが主流でしたが
くらこんの塩こんぶもご飯にあうので、最近よく活躍してくれてます!(笑)
これもひとえに、TAROさんのおかげです^^
いつもご訪問ありがとうございます^^
2012/3/12(月) 午後 11:05 [ スターダスト ]
初めまして。突然の書き込み失礼致します。
利尻昆布の放射線量が知りたくて
「利尻昆布 放射線量」で検索してたまたまここにきました。
食品の放射線量は、ガイガーカウンター(空間線量計)では測れませんよね・・・
それもこんな風に外袋の上から当てたって・・
その場の空気の線量を測っているだけじゃないですか?
食品(物質)の放射線量は、単位がシーベルトではなくベクレルであるべきです。
この測定結果を見て安心して子どもに食べさせている人がかわいそうです。
どうにかしてください。
2012/5/11(金) 午後 11:12 [ トビウオ ]
>食品の放射線量は、ガイガーカウンター(空間線量計)では測れませんよね・・・
食品中の放射性物質を正確に測るには、行政機関などに持ち込んで
ゲルマニウム半導体検出器で測定するしかありません
ガイガーカウンターでは食品の測定ができないといわれますが、まったく測定できないわけではありません ガイガーカウンターでもある程度の性能があれば物質表面に近づけることで、目安としての計測自体は可能です
ガイガーミューラ管式(通称ガイガーカウンタ)は低線量域での感度が良くないので規制値付近の放射能汚染チェックには適しません 僕が使っているシンチレーション式の線量計は微弱なγ線を精度よく計測ができます GM管式の最小計測単位0.01μSV/hとシンチレーション式の0.001μSv/hの違いがここで出る訳です
>それもこんな風に外袋の上から当てたって・・
セシウム137などのγ線は物を透過する能力が高く、この放射線を止めるには鉛板や分厚いコンクリート壁を必要とします 外袋があったとしても、数値に影響しません
放射線量の高い土壌では、放射線計にビーニール袋を被せて測定しています
2012/5/14(月) 午前 1:34 [ スターダスト ]
>食品(物質)の放射線量は、単位がシーベルトではなくベクレルであるべきです
シーベルトからベクレルへの換算は出来ますが
目安としての計測なので、ベクレル表示はしていません
>この測定結果を見て安心して子どもに食べさせている人がかわいそうです
本来、行政機関などがゲルマニウム半導体検出器で多くの食品の測定をして結果を公表すべきですが、現状ではごく一部に留まっています
なので、シンチレーション式の線量計で計測されていない食品を計測しています
数値を知った上で、食べるも食べないも自由です
しかし、数値を知らずに安全だと思い込むのは危険であり、自分で判断しなければなりません
今、この危機的な状況を憂慮して、いろんな人が放射能の測定が始めています もう少し時間はかかるかもしれませんが、皆さんが、どの食材や製品に気を付ければ良いのかという情報も、今よりもう少し入ってきやすくなることでしょう
2012/5/14(月) 午前 1:46 [ スターダスト ]