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中国 無人機の撃墜検討を批判
9月27日 5時45分

中国軍の無人機による日本周辺での飛行が今月、初めて確認されたのを受けて、防衛省が、無人機が日本の領空を侵犯して国民の安全が損なわれかねない事態となった場合、撃墜も視野に対応することも検討していることについて、中国国防省の報道官は「緊張した空気をつくり出そうとするものだ」と日本側を批判しました。

防衛省は今月9日、中国軍の無人機の日本周辺での飛行が初めて確認されたのを受け、無人機が日本の領空に近づいた際の対処方法の検討を進め、万が一領空を侵犯して国民の安全が損なわれかねない事態となった場合、撃墜も視野に対応することにしています。
中国国営メディアによりますと、これについて中国国防省の耿雁生報道官は、26日の記者会見で「日本側の前提は臆測を基にしており、挑発して緊張した空気をつくり出そうとするものだ」と日本側を批判しました。
そのうえで「中国軍の航空機は他国の領空を侵さないが、他国の航空機が中国の領空を侵犯することも決して許さない」と述べ、中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島周辺での活動も示唆し、日本側を強くけん制しました。
また、防衛省が太平洋での活動を活発化させている中国軍の動向を把握するため、小笠原諸島の硫黄島に艦船の通信などを傍受する施設を新たに設置する方針を固めたことについても、耿報道官は「いかなる国も過度に反応をすべきでない」と日本側をけん制しました。

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