種差関連の特別展28日開幕/八戸市美術館(2013/09/19 11:04)
東山魁夷の「道 スケッチA」(1950年、長野県信濃美術館東山美術館所蔵)
 八戸市の種差海岸の三陸復興国立公園指定を記念した特別展「道―そして、希望の朝」が28日〜11月4日、市美術館で開かれる。日本画家東山魁夷の代表作で、同海岸をモチーフに描いた「道」の本作や下絵など、関連作品を一堂に展示。同展を通じて、あらためて震災からの心の復興を考える機会となりそうだ。
 展示の目玉は魁夷の代表作で、東京国立近代美術館が所蔵する「道」本作のほか、下絵やスケッチなど「試作」を除く関連7作品。
 関連作品が一堂に紹介されるのは珍しく、山田泰子館長は「作品を見比べて、本作が完成するまでの過程を楽しんでほしい」と見どころを話す。
 このほか、八戸市出身の画家豊島弘尚氏や現代日本画家を代表する松井冬子氏、岩田荘平氏ら10人が東北を題材に描いた作品を中心に展示する。
 28日には松井氏、10月20日には岩田氏のギャラリートーク、同6日には千葉県の市川市東山魁夷記念館元学芸員の星野良史氏による講演会(要電話予約)が行われる。
 同展は一般500円、高校生・大学生300円、小中学生は100円。午前9時から午後5時まで(28日は午前10時開館)。30日、10月15日、21日、28日休館。
 問い合わせは、八戸市美術館=電話0178(45)8338=へ。(千葉亨)
【写真説明】
東山魁夷の「道 スケッチA」(1950年、長野県信濃美術館東山美術館所蔵)

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