永六輔の長寿ラジオ番組「終了の真相」
【芸能】
「頑張るのがストレスになってきたから、いっぺんやめようと思う」と永自ら8月29日の番組の中で語ったが、果たして本当のところはどうなのか。
ここ数年、特に永がパーキンソン病を患ってからはパートナーの遠藤泰子の通訳なしには意味不明、理解不能なこともあった。が、それでも永の番組を楽しみにしていたリスナーは多い。何と山形では聴取率11%を誇り、まだまだ人気番組である。
昨年末、小沢昭一が亡くなった際、小沢から「やめるな。あなたはマイクの前にいるだけでいいんだから、永六輔っていうのはラジオにとってそういう人間なんだから、ロレツがまわらなくても何言ってるかわからなくても絶対やめるな」と言われたと語っていた。
また、6月、伊集院光の「深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)にゲスト出演した際は「永さんはお骨としてつぼに納まったとしても、スタジオ内に置いていたほうがいい」と冗談交じりに言われ、笑って喜んでいた。それだけに自ら降板を申し出たとは思えない。
TBSによると、1社提供のスポンサーである桃屋が降板したことと永の体調から終了を決めたとのことだが、ほかのスポンサーを探すなり番販するなり、何か手だてもあったはず。それをしなかったのは要するに終わらせたかったということだろう。
永は「来週から面白くします」と力強く語っている。ラストスパートに注目。