8アンダーで首位の片山晋呉は18番でバーディーを決めガッツポーズ=茨木CCで
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◇パナソニックOP<第1日>
▽26日、大阪府・茨木CC西コース(7328ヤード、パー71)▽晴れ、気温24・9度、北の風5・2メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽132選手(うちアマ11人)▽観衆2695人
永久シード選手の片山晋呉(40)が8バーディー、ノーボギーの63で回り、前週のANAオープンに続き2週連続の首位発進を決めた。2打差の2位はパリヤ・ジュンハサバスディクル(タイ)。5月の全米プロシニアを制した井戸木鴻樹(51)=小野東洋GC=は5オーバーの85位と出遅れた。
自信に満ちあふれた18ホールだった。難コースに強風が吹き、上位陣のスコアが伸び悩む中、片山がボギーなしの8バーディーを量産。2週連続の首位発進に「コースが難しいと挑戦意欲をかき立てられる。ずっと調子はいいので、長いパットが入ってくれれば、これぐらいのビッグスコアは出てもおかしくない」と満足そうにうなずいた。
ロケットスタートを決めた。1番からいきなり3連続バーディーで勢いづくと、最難関の11番ではグリーン奥のラフから鮮やかなチップインバーディー。14、16番はいずれもカラーから約7メートルをパターでねじ込んだ。
ANAオープンは2位に終わり08年以来の優勝は手にできなかったが、今季はすでに5度のトップ10入り。通算27勝目へ着実に前進している。復活Vを期待する声には「自分は復活じゃなくて、今までの自分とはまったく違う『新生』を目指している。優勝よりも、この状態を1日も長く続けていくことが大事」。1月に節目の40歳を迎え、新境地を切り開くつもりでいる。 (工藤直樹)
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