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【芸能・社会】上半期ナンバー1デュオ Salley 来年4月初ツアー2013年9月26日 紙面から 今年5月にデビューしたJ−POPデュオ「Salley(サリー)」が、来年4月に初めてのツアーを開くことが決まった。10月2日には、2人が出会って最初に作った決意表明の曲「その先の景色を」をセカンドシングルとして発売する。大型新人として反響を呼ぶSalleyが、まさに未来の景色を描き始めた。 「その先の景色を」は、スケールの大きなギターが重なり風景が広がっていくようなサビが印象的な、疾走感のあるナンバー。11年8月に運命的に出会った2人が、初めて一緒に作った曲だ。 うらら(25)は11年春、友人たちが就職活動に向かう中、退路を断って音楽に向かうため、大学を中退して単身上京。手探りで出演した3回目のライブハウスで、パートナーの女性ボーカルを探していた上口浩平(27)がその声にほれ込み、ユニット結成を持ち掛けた。 自分の声を必要としてくれる人がいた。その感動と決意を歌詞にぶつけた。「二度と離さないわ 広がってく その先の景色が どうなってても」。うららは「将来の自分に、1曲目を作ったときはこんな気持ちだったよって教えられる曲にしたかった」と振り返る。 透明感と情熱が共存するボーカルには、理由があった。実は昨年秋、デビュー曲より先に録音したテイクを使っている。「生まれて初めてボーカルブースに入ったときの歌なんです。『デビューが決まった、やったぁ!』っていう気持ちだけで歌ってる感じ。今ならもっとうまくできるけど、この歌でしか伝わらない何かがある」とうらら。上口も「原石のような輝き、いい意味での粗さがある」とうなずく。 「何か」を体感する経験もあった。今年8月、広島市の広島グリーンアリーナで音楽フェス「SOUND MARINA’13」に出演。うららは華原朋美(39)のステージを見て、涙が止まらなくなったという。 「華原さんは『挫折から復帰するためにすごく頑張った。復帰してもダメだったらあきらめようと思っていた』という話をされていて…。その後に歌った『I’m proud』は、立ってられなくなるくらい伝わるものがありました」 自身も7000人の前で歌い、「これだ、私はここに来たかったんだ! と思った。できるだけ大きな会場に行きたい」と決意を新たにした。その大切な一歩となる初めてのツアーが、来年4月に行われる。18日に名古屋クラブクアトロ、20日に大阪・梅田クラブクアトロ、26日に東京・恵比寿のリキッドルーム。「ステージから満員の客席を見たら、最初からうれしくて泣いちゃうかもしれない」。うららは「その先の景色」に思いをはせて目を輝かせた。 (石井知明) ◆Salley 1988(昭和63)年5月23日生まれ、大阪府出身のボーカルうらら(本名非公表)と、1985(昭和60)年10月29日生まれ、福井県出身のギター上口浩平(かみぐち・こうへい)が11年8月に東京で出会い結成。ユニット名の由来は、アイルランド民謡「ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ」。今年5月発売のデビュー曲「赤い靴」が上半期のUSEN HIT J−POPランキングで1位を獲得した。 PR情報
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