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【大リーグ】松坂、強豪レッズを8回途中までゼロ封 完全復活へ光明の3連勝締め2013年9月27日 紙面から ◇メッツ1−0レッズ【シンシナティ穐村賢】完全復活への光明見えた!! メッツの松坂大輔投手(33)は25日(日本時間26日)、敵地でのレッズ戦に先発し、7イニング2/3を4安打無失点に抑え、3勝目(3敗)を挙げた。この日は直球の伸び、低めへの制球などが抜群。既にポストシーズン(PS)進出を決めている強豪相手にも気後れすることなく、攻めの投球で自身3連勝を飾った。8月下旬の加入当初は打ち込まれる試合が続き、防御率も一時10点台と振るわなかったが、8日のインディアンス戦以降はほぼクオリティースタート(6イニング以上自責3以下)の安定感。コリンズ監督も試合後に来季の契約を示唆するなど、有終の美となった。 ストライク先行の終始小気味良い投球でスコアボードに「0」を並べ、8回途中に“お役御免”となると、ベンチに引き揚げてくる松坂に敵地ファンからも温かい拍手が沸き起こる。この上ない3連勝締めに、松坂は「終わり方だけを見れば、去年の最後と比べれば天国と地獄。いいことも悪いことも経験した。これからの事を考えれば、悩んできたけどいい年だった」。過去6年間とはひと味もふた味も違う、5カ月のマイナー暮らしを含めた今季を感慨深そうに振り返った。 既にPS進出を決め、なお世界一の座をうかがう本気のレ軍相手に見せた快投は大きな収穫、自信となった。この日は序盤から切れのある低めへの速球がさえわたり、「ストレートもカッター(カットボール)も低めのいいところにいっていた。こういう強力打線に対してどういう投球ができるかが大事。来年につながる投球だったんじゃないですかね」と久々に大輔スマイルがはじける。4回1死一、二塁では7番メゾラコを外角低めのツーシームで注文通りの併殺打。ド派手なガッツポーズまで出た。 メ軍加入当初はふがいない投球が続き、防御率も一時は11点近くまで膨れた。しかし、自らの投球スタイルへのこだわりを潔く捨ててから全てが好転した。最速でも150キロ未満となおイメージにはほど遠い直球を球速以上に速く見せるため、カーブやチェンジアップなど変化球を多投。その思わぬ効能で腕が振れるようになり、制球も安定。ここ4戦に限れば防御率1・38と驚異の数字を誇る。「今しかできない形があると思うので、それで打たれたらしょうがないと思って投げていた」といい意味での開き直りも奏功した。 登板後、松坂は米メディアに来季もメジャーでのプレーを希望していることを明かした。一方、コリンズ監督は来季について早くも言及し、「われわれにはベテランが必要。松坂の名前もその候補に入る」と再契約の可能性を示唆した。 松坂は29日(日本時間30日)のシーズン最終戦に中3日で救援登板する可能性もあるが、メ軍首脳陣へのアピールは既に十分。“メ組の人”でメジャー8年目を迎える確率はかなり高い。 PR情報
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