真面目なのに報われない「残念な人」の無駄な努力3個

by 中田綾美 |

人間関係, ,

職場でただ自分の仕事をこなしているだけでは、なかなか社内での評価や給料が上がらない。それどころか、ボヤボヤしていると“ダメ社員”の烙印をおされて、賃金カットやリストラ候補入り……なんてことも珍しくない時代です。

このような厳しい状況を生き抜くためには、やはり日々、自分を高める努力が欠かせませんよね。でも、その努力の方向性がまちがっていて、全く報われないという人が非常に多いのです。

そこで当記事では、経営コンサルタント・鈴木進介さんの著書『スマホは捨てろ!』をもとに、残念な人が無駄に時間をかけすぎていること3つをお届けします。

 

■1:インターネットでの情報収集

インターネットは情報収集するのに便利ですが、クリックひとつという気安さが災いして、かえってダラダラと無駄な情報を集めてしまいがちです。また、日々更新されている膨大な量の情報を、とにかく集めていないと不安で落ち着かないことも。

ただ、仕事上での情報収集は本来、“企画に生かす”など目的があってこそ。仕事に役立っていないのに、ただ情報を集めるだけで満足していては本末転倒としか言いようがありません。

ネットに費やす無駄時間を省くためには、ひとつのテーマについて“検索時間は10分まで”というふうに制限をもうけて、制限時間を超過したぶんは、仕事ではなく“趣味、遊び”だと割り切りましょう。

また、ネット検索するよりも、その分野に詳しい人に尋ねたり、自分で現場に足を運んだりするほうが、よほど効率よく質のよい情報が得られることがあるのも忘れずに。

 

■2:語学・資格勉強

社内での昇給や転職などを目指して、日々、語学や資格試験の勉強に励んでいる人もいるでしょう。ただ、その勉強が自分の強みを発揮するうえで本当に必要なものなのか見極めることが大事です。

たとえば、外資系の企業に転職したいから語学の勉強……というのは、一見理にかなっているようにも思えますが、これも実は無駄な努力であるおそれがあります。

たしかに、外資系の企業に勤めるには、語学力があるに越したことはありません。ただ、もしあなたがエンジニアであれば、企業が求めるのは語学力よりも技術力のほうですし、営業職であれば、やはり営業実績こそがモノを言います。

勉強に励むのはすばらしいことですが、“仕事のため”というより、“自己啓発”の類になっていないか冷静に振り返ってみましょう。

 

■3:ToDoリスト作成

仕事は計画的・効率的に行うべきですが、そのために、ToDoリストの作成にやたら時間をかけすぎるのは逆効果です。

たとえば、30項目ものToDoリストを作成し、各項目の優先順位も割り振ったとします。しかし、業務中に優先度の高い用件が突然、舞い込むとどうなるでしょうか?

新しく入った用件を、どこかに割り込ませればいいという単純な話で済めばいいのですが、ひとつ予定が変更になっただけで、その後の予定を全て組みなおさなければならないこともあります。そうなると、念入りに作成したToDoリストが台無しです。

鈴木さんによれば、ToDoリストの項目は3つまでで十分とのこと。まずはトップ3に早くとりかかるほうが、よほど効率的なようです。

 

以上、残念な人が無駄に時間をかけすぎていること3つをお届けしましたがいかがでしたか? もし、自分がやっているものがあれば、この機会にぜひその無駄は省いてしまいましょうね!

 

【関連記事】

真面目なのに報われない「残念な人」によくある特徴4個

知らないで始めると大損!? 話題の「NISA」で注意すべきこと

当てはまると危険!なぜか上司に嫌われる人の特徴3つ

せっかくの出会いを逆に台無しにしちゃう人の特徴3つ

出会いで損してない?人脈づくりに失敗する人の特徴3つ

 

【参考】

鈴木進介(2013)『スマホは捨てろ!』(扶桑社)

 

【画像】

chez_sugi

コメントは受け付けていません。