:2013/09/27 (金) 00:23
きょうのユーロドルは戻り売りが優勢となっており、1.34台に再び押し戻されている。
先ほどコンスタンシオECB副総裁の発言が伝わり、「短期金利上昇圧力がかかるようであれば、我々はまだ手段を持っている」と述べていた。長期間に渡る低金利を安定的に維持する姿勢を強調している。
前回のFOMC以降、市場には米QE縮小開始に関して不透明感が強まっており、為替市場もドル売りが優勢となっている。ただ、ドル売りの一方でユーロ買いも見られず、受け皿になっていない状況もある。こちらはドラギECB総裁をはじめ、ECB当局者が必要によっては追加LTROを実施する可能性を示唆しており、市場はそれに対する警戒感も高めているものと思われる。
一部ではFRBがQE縮小を開始すれば、ユーロの短期金利も抑え切れず、年内にECBは追加LTROを実施してくるといった、ある意味FRBの行動待ちになっているとの指摘も聞かれる。
EUR/USD 1.3486