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ユーロ圏金融・債券市場・終盤=イタリア国債利回り急上昇、連立政権めぐる懸念再燃で

2013年 09月 27日 02:13 JST
 
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[ロンドン 26日 ロイター] - 
  (カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)    
    先物清算値
  3カ月物ユーロ(12月限)   99.73 (+0.00) 
  独連邦債2年物(12月限)  110.36 (+0.00) <0#FGBS:>
  独連邦債5年物(12月限)  124.17 (+0.01) <0#FGBM:>
  独連邦債10年物(12月限) 139.87 (‐0.07) <0#FGBL:>
  独連邦債30年物(12月限) 124.60 (+0.06) <0#FGBX:>
 
現物利回り
  独連邦債2年物       0.193 (0.193)  
  独連邦債5年物       0.710 (0.708)  
  独連邦債10年物      1.779 (1.770)  
  独連邦債30年物      2.639 (2.642)  
    
    26日のユーロ圏金融・債券市場では、イタリア連立政権の存続をめぐる緊張が再び
高まったことを受け、イタリア国債利回りが急上昇した。
    イタリア10年債 利回りは4.32%と、9ベーシスポイント(bp
)上昇。独10年債 との利回り格差は256bpと、1週間ぶりの水準に
拡大した。
    また、マークイットによると、イタリアの期間5年のクレジット・デフォルト・スワ
ップ(CDS)は2週間ぶりの水準となる246bpに拡大した。
    スペイン10年債 利回りは4.34%と、5bp上昇した。
    
    イタリアでは前日、ベルルスコーニ元首相に近い中道右派の議員らが、10月4日の
上院特別委員会で元首相の議員資格はく奪が可決された場合、議員を辞職すると表明。
    元首相率いる中道右派政党・自由国民(PDL)は連立政権の一角を担っており、ナ
ポリターノ大統領はこの日、PDLによる「憂慮すべき」脅しは議会の機能を阻害すると
批判する声明を発表している。
    こうしたなか、イタリア国債は他のすべてのユーロ加盟国の国債をアンダーパフォー
ム。インベステックの首席エコノミスト、フィリップ・ショー氏は「政局の先行き不透明
性が大きな阻害要因となっている」との見方を示した。
     市場関係者は、政局不安に加え、27日に5年債と10年債入札を控えていること
も、イタリア国債が軟調となった要因としている。    
    ただ、インテサ・サンパウロの債券ストラテジスト、セルジオ・カパルディ氏は、連
立政権の崩壊はあまりにも深刻な影響を及ぼすため、回避に向けえた動きが出ると予想。
「イタリア政局は非常に混乱しており、こうした脅しは実際の行動にはつながらない公算
が大きい」と述べた。
    
    独連邦債先物 は7ティック安の139.87。米週間失業保険週間申請件
数が減少したことを受け低下した。
 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。