ラッカー総裁:10月の緩和縮小あり得る-当局は難しい立場
9月26日(ブルームバーグ):米リッチモンド連銀のラッカー総裁は26日、連邦公開市場委員会(FOMC)が景気支援のための債券購入を来月に縮小することはあり得るとの認識を示した。今月の縮小見送りの決定は縮小を見込んでいた市場を「失望」させたとも指摘した。
ラッカー総裁はストックホルムで記者団に「12月に縮小できない理由があるとは私には思われない。データ次第では10月の可能性もある」と述べた。「9月の会合に向かっていた時期に発信した内容、そして市場に形成されていた期待を裏切ったことから、われわれの立場は難しいものになった」とも語った。
「今後は、信用される対話が以前より難しくなるだろう」とし、「今までと違って、市場がわれわれの言葉を疑うからだ」と指摘。「フォワードガイダンスはより困難になるだろう。われわれが目安として示した基準の信頼性が疑問視されると思う」とも述べた。
原題:Lacker Sees Potential for October Tapering as Fed in ToughSpot(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ストックホルム Johan Carlstrom jcarlstrom@bloomberg.net
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更新日時: 2013/09/26 20:58 JSTニュース一覧
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