Updated: Tokyo  2013/09/27 04:24  |  New York  2013/09/26 15:24  |  London  2013/09/26 20:24
 

米中古住宅販売成約指数:8月1.6%低下、3カ月連続マイナス

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  9月26日(ブルームバーグ):8月の米中古住宅販売成約指数は前月比で低下した。これで3カ月連続マイナスとなった。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した8月の中古住宅販売成約指数 (季節調整後)は前月比1.6%低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は前月比1%低下だった。前月は1.4%低下に下方修正された。

クリアビュー・エコノミクスのプレジデント、ケン・メイランド氏は統計発表前に「4-6月は特に好調な四半期ではなかった。雇用者数にも大きな増加は見られていない。そうした事実は沈滞した状況を裏付けているといえる」と指摘。また「住宅ローン金利が1ポイント余り上昇していることで、購入希望者にとっては若干の抵抗要因になっている。ただ住宅市場にとって致命的というわけではないだろう」と述べた。

8月の成約指数は107.7。同指数の100は2001年の平均的な活動水準を基準に「過去と比べて健全な」住宅購入がみられる状況であることを示す。

地域別では全米4地域中3地域で成約指数が低下。特に南部が3.5%と大きく下げた。一方で北東部は4%上昇した。

8月の成約指数は季節調整前の前年比では2.9%上昇と、7月の8.5%上昇から伸びが鈍化した。

原題:Pending Sales of Existing Homes in U.S. Decreased 1.6% inAugust(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/27 00:49 JST

 
 
 
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