UPDATE 3-第2四半期の英GDP確報値は前期比+0.7%、予想と一致
(内容を追加しました)
[ロンドン 26日 ロイター] - 英国立統計局が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率確報値は前期比プラス0.7%となり、改定値と変わらずだった。
前年比はプラス1.3%。改定値のプラス1.5%から下方修正された。
市場予想は前期比がプラス0.7%、前年比がプラス1.5%だった。 過去1年のGDP改定に伴い、第2・四半期の前期比伸び率は2010年第2・四半期以来の大きさとなった。
ベレンバーグ銀行のエコノミスト、ロブ・ウッド氏は「回復し始めているが、広範囲にわたる成長ではない」と指摘。貿易収支の寄与度が大きかった改定値に比べ、確報値は在庫の増加や政府投資などの寄与が大きいことから、「よりぜい弱に見える」と述べた。
内訳を見ると、ボーナスを含む雇用者報酬は前期比2.9%増と、1989年以来の大きな増加率を記録した。一方、設備投資は2.7%減と、前回発表の0.9%増から下方修正された。
統計局は、2012年第3、第4・四半期の前期比伸び率を下方修正した。これにより、2012年通年のGDP伸び率はこれまでのプラス0.2%からプラス0.1%に引き下げられた。
2013年第1・四半期のGDP伸び率は前期比プラス0.3%から同0.4%に上方修正された。
2013年第2・四半期は、建設と鉱工業セクターの伸びがともに2010年第2・四半期以来の高水準となった。サービスセクターの伸びは0.6%で第1・四半期と同じだった。
第3・四半期のGDP伸び率はさらに加速し、前期比プラス1%程度になると予想されている。
(単位:%、カッコ内は前回発表)
第2四半期 第1四半期 前期比(%) 0.7 (0.7) 0.4 (0.3) 前年比(%) 1.3 (1.5) 0.2 (0.3) 前期比 前年比 コンセンサス予想 0.7 1.5
© Thomson Reuters 2013 All rights reserved.
バーナンキ議長の超美技
三菱東京UFJ銀の鈴木氏は、米経済に量的緩和はまだ必要で、縮小見送りはFRB後継議長に緩和手段を残す意味合いがあると指摘。 記事の全文