カネボウ白斑被害、滋賀に弁護団 関西で初結成へ
カネボウ化粧品(東京都)の美白化粧品で肌がまだらに白くなる白斑(はくはん)の被害が相次いでいる問題で、滋賀弁護士会所属の弁護士9人が近く被害対策弁護団を結成する。この問題での被害者対策の弁護団は関西では初めてという。
同弁護団は、相談を受け付け、被害者の数や症状の実態を把握し、カネボウとの補償交渉を支援する。被害者の意向に応じて提訴も検討する。相談は滋賀県内だけでなく、全国からも受け付けるという。
カネボウによると、把握できている被害者は全国で9959人(9月1日現在)。同弁護団は県内に約100人の被害者がいると推定している。県内に専門の相談窓口がなかったことから弁護士有志が弁護団結成を決めた。弁護団長の小川恭子弁護士は「弁護団には女性の弁護士が多いので、気軽に相談してほしい」と話している。
問い合わせは大津市の吉原稔法律事務所TEL077(510)5262。
【 2013年09月25日 15時30分 】