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サイバー犯罪検挙数 過去最多9月26日 12時4分
他人のIDやパスワードを盗んでコンピューターに侵入するなどのサイバー犯罪の上半期の検挙数は全国で4000件を超え、過去最多となりました。
警察庁によりますと、ことし6月までの半年間に全国の警察が検挙したサイバー犯罪は4093件で、去年の同じ時期に比べて825件、率にして25%増え、同じ手法で統計を取り始めた平成16年以降、最も多くなりました。
このうち、他人のIDやパスワードを盗んでコンピューターに侵入する不正アクセス禁止法違反は、817件と去年に比べて3.4倍に増加しました。
また、著作権法違反は419件と去年の2倍近くに増えましたが、検挙されたのは、ファイル共有ソフトを使った違法なアップロードが多く、新たに罰則が盛り込まれたダウンロードでの検挙はありませんでした。
一方、インターネットバンキングを巡る不正送金事件の被害は今月20日までに615件、およそ5億5000万円に上り、過去最悪のペースで増え続けていますが、検挙は23件にとどまっています。警察庁は、民間のウイルス対策会社などと情報の共有や連携を進めて取り締まりを強化し、被害の拡大を防止したいとしています。
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