(野村 朋之さん)
<大変でも、ヘルパー一級を取得しようと決めていた>
老人ホームの職員として働き出してから3年が経ちました。
中3の時点で福祉関係の仕事につこうと思っていました。父が、僕の優しい性格が介護にあっていると勧めてくれたんです。
僕は勉強に苦手意識を持っていたのでちゃんと高校に入学できるか、勉強についていけるか、高校を卒業して働く場所があるか不安でした。
大学に行くほど成績がいいわけではないので、不安でした。
だから、福祉関係の資格を取得できるところがいいと思いました。
あと、学校で軽い嫌がらせやいじめを受けていたので、いじめのない学校がいいと思っていました。
母が何校か候補の学校のパンフレットをもらってきてくれて、ふたりで学校見学に行きました。
その中で学校行事が楽しそうだった高校に入学を決めました。
在学中はいじめもなく、留年して居残りしたいぐらいたのしかったです。
その頃の友達や先生とは今でも飲みにいっています。仕事の大変さを知ると、学生自体にしか味わえないことはたくさんあったなと思い、通わせてくれた親に感謝です。
サポート校の3年間で漢検の準2級をを取得。
ホームヘルパーの2級をとり、卒業同時に1級に合格しました。
卒業後の就職先探しでは学校も母も相談に乗ってくれました。
2社落ちてしまったけど、3社目とはやいうちに内定をもらえて嬉しかったです。
3年間頑張ったことが報われたと思いました。
仕事が始まってからはわからないことは人に聞いて覚えるようにしました。
<保育園から継続しているピアノがの演奏が職場の音楽会で大人気>
今は職場で、音楽係といい、毎月の音楽会で利用者さんと歌を歌ったりなど音楽のリクエーションを考える係をしています。
僕はピアノを保育園の頃から続けて習っているのですが、季節にちなんだ曲を選んで伴奏します
秋に『紅葉(もみじ)』を歌ったりしました。僕が弾くと「うまいよー」と言ってくれるのが励みになっています。
他にも、様々な日業業務をしています。
日帰りのデイサービスのフロアにいるのですが、利用者さんが帰ったあとショックやコップをかたしたりしています。
入浴の介助はかなりの重労働です。
介助には外浴と中浴があります。
外浴は利用者さんがお風呂に入るときの着替えを手伝い、中浴はお風呂に入って体を洗ったりします。一日中中浴だと手足がふやけちゃうこともあります(笑)
今後はもっと実務をこなして介護福祉士の試験に受かることです。
今の職場は資格取得手当がつくのですが、ホームヘルパー2級だと2000円、1級だと3000円基本給にプラスされるのですが、介護福祉士だと1万円も手当がつくんです。
お給料が高くなるのはもちろんうれしいし、自分が仕事で頑張ったことが形になるのは励みになります。
今、僕がこうして向上心を持って働けるのは、卒業したサポート校があって、僕を支えて夢を応援してくれた先生たちがいるからなんだと思います。
本当に暑いサポートに感謝しています。
僕がこの学校に出会ったことは必然だったのかもしれません。