活動報告 「レガシーコード in WordPress」 #phpcon2013 #wctokyo
こんにちは、マスク・ド・レガシーです。幅広いユーザーに愛されているCMS、WordPressですが大きなユーザーベースと引き換えに後方互換性やプラグイン開発者を守る為にレガシーコード的な兆候が幾つか現れています。今回の資料で指摘した点については数年前から修正のパッチやチケット上での議論は行われています。
バグ報告や機能要望が行われるTrac上を見ると機能に関する山のようなチケットが存在しており、そうした要望へのキャッチアップやレスポンシブ対応などのUI/UXに多大な努力を払っていることは驚きを禁じえません。
後方互換性を保ちながら、コードをリファクタリングする活動や、GitHubを使った開発、PSRへの参加とComposerの対応で外部のライブラリを積極的に利用するなどの変化が起こる事を期待しています。
一見、遠回りにも見えるかもしれません。ですがその他のCMSやフレームワーク、ライブラリなどが活用しているツールやプラクティスを取り入れる事は長期的にはコアの機能のスリム化による開発効率のアップなどWordPressの更なる発展に寄与するでしょう。数年に渡る議論が行われている事を考えると、WordPress4などのメジャーバージョンアップの際にそのような変更が予定されているのかもしれません。
※レガシーズはレガシーコードを通じて正しいコードの構造や改善の手法を模索する覆面集団です。特定のプロダクトやサービスを誹謗中傷する事が目的ではありません。