今まで僕はサッカー中心の生活を送っていました。
小学生のころは市の選抜チームでキャプテンを務め、スポーツ推薦で全日制のサッカーの強豪校に進学しました。
高校に進学が決まった時は、好きなサッカーを出来ると思いうれしかったです。
しかし、理想と現実は違いました。
監督は、その日の機嫌で行動を決めたり、時には生徒に暴力をふるうこともあり、納得のできない行動が多い人で不満がたまっていきました。
ある日、 ついに我慢が出来なくなり、自分の思うところを正直に言いました。
でも聞く耳をもってくれず、言い争いになってしまた。
そのことが原因で部活に行きづらくなり、登校拒否をするようになってしまいました。
今思い返してもそのことの僕はどん底の状態だったと思います。
それでも、形を変えてスポーツがまたしたいと思い、ネットで、自分のペースでスポーツをできる高校の存在を知りました。
今では、師友塾高等学校で軟式野球部に所属しています。
2008年にできたばかりの部活ですが、さっそく平成22年、23年度の全国定時制通信制軟式野球大会で2年連続出場しました。
部員同士がそれぞれを尊重しあって、みんなで頑張ろうという連帯感のある温かい雰囲気の部活です。
師夕塾高等学校に来るまで野球はほとんどしたことなかったのですが、それでもすんなり馴染めて、毎日楽しい学校生活を送っています。
一度つまづいてしまったけど、もう一度、スポーツに関われたことに感謝しています。
(師夕塾高等学校・尾道本校・力武 充さん)