(鈴木 日向さんの保護者)
<学校なんて行きたい人がいいと不登校を続けた9年間>
小学校1年生の秋から中月卒業までは筋金入りの不登校でした。
朝おきて学校に行く時間になると、「頭が痛い」「気持ちが悪い」「お腹が痛い」と仮病を使います。
母はなんとか学校に行かせようと、起こったり、なだめたりするけど私は「絶対に行かない」と強固な態度なので毎朝すごいバトルでした。
不登校になった理由は自分でもよくわからないけど、とにかく学校が辛かった。だんだん「学校なんて行きたい人だけが行けばいい」と思うようになりました。
平日の朝は仮病をつかって家にこもっていました。
でも、中学になってから気を取り直し、お弁当を自分で作って登校し始めました。しかし、6月までしかもちませんでした。
親に保健相談室という、教室に入れない不登校生の教室を紹介してもらいました。
その相談室には同じ不登校の先輩が何人かいたけど、話をすることもなく、お互い教室の隅に離れて座って、好き勝手していました。
スクールカウンセラーが週1来るときに合わせて登校したこともあったし、部活が終わったあと担任の先生と話をするために登校した時期もありました。
でも、全て親の矯正だったので、中学校は堅苦しくて、小学校以上に居づらかったです。
全然学校に行かない私を見かねたのか父から「学校に行かなくてもいいから、勉強はしなさい」と言われて、中1の秋くらいから家庭教師の先生が家に来てくれることになりました。その先生に教えてもうとよく勉強がわかったし、気があったので勉強以外にも色々な話をしました。
家庭教師の先生の勧めもあって、今は不登校でも通える通信制高校を探しています。