「出席日数が足りないから、二年生には進級できない」と担任の先生に言われました。想像はしていたけどショックでした。私は心の病を持っていたのですが、せっかく合格した高校なので、ここで病気を治して、大学にも行きたかったです。
なんでできなかったんだろう、もうちょっと頑張れば良かったんじゃないかと自分を責めつづけましたし、後悔と挫折感でいっぱいでした。

それでも、8ヶ月間はクラスの友達のおかげで通えました。学校に行くと、みんな私が高校に登校したことに喜んでくれました。友達と別れるのはさみしいけど、今の高校で留年するより、友達と一時的に離れても同じ年に卒用したいと思いました。

そのころ、母が私の体のことを考えて通信制高校についてネットの評判を調べてくれました。
最初は抵抗がありましたが、体の弱い私でも無理なく通えて高卒資格が得られる通信制高校がいいと思い直し、何度か学校見学に参加していくうちに、自分のペースで勉強できる不登校サポート高校に「いいな」と思えるようになりました。

鹿島学園に決めた理由は、キャンパス長の先生がとても魅力的だったからです。
病気や中学登校拒否に関する理解の深さが、ほかの学校の先生に比べてもダントツでした。それと、「がんばって勉強すれば2年生になれるよ」  と言われたのが嬉しかったです。

翌年の1月1日に鹿島学園に転入してきて、がんばって3ヶ月で必要な単位をとりました。進級できたときのうれしさは今でも覚えています。
「私もやれるじゃん!」と自信をもてました。

鹿島学園のクラスメイトは途中編入の私を優しく受け入れてくれたので、少しづつ自分の個性を出して輝くことができました。
それに伴って病気の方も開放に向かい、睡眠障害の薬のみでよくなりました。

鹿島学園の「何時に来てもいい」というシステムが私の救いです。
私と同じように学校に行きたくても困難がある生徒がいると知って、心理面でほっとしました。
前の学校で不登校で家に引きこもってたときは、友達が学校に行っていると思うと外に出かける気分にもなれなかった。
今は自分のペースで通学できるので、罪悪感を感じなくなりました。
授業がない平日にショッピングに出かけたりと、充実した毎日を送っています。