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【大リーグ】

ダルビッシュ、勝ち越し直後に被弾 200イニング達成も勝敗つかず

2013年9月26日 紙面から

◇レンジャーズ3−2アストロズ

 【アーリントン(米テキサス州)大城和美】「今は試合に勝つことが大事」って、そりゃそうだけど…。レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)は24日、地元でのアストロズ戦で5イニング1/3を4安打2失点、9奪三振(K)4与四球。自身の14勝目はお預けとなった。チームは競り勝ち、PS進出圏のWC2位インディアンスとのゲーム差1をキープ。ダルビッシュもメジャーでは自身初の200投球回に達し、「最低限の仕事はしたかな」と納得の表情を浮かべたが、消化不良の感は否めなかった。

 2−1と勝ち越してもらった直後の6回、先頭ドミンゲスに左翼ポール直撃の同点ソロ弾を浴び、せっかくのリードをフイにした。今季何度となく繰り返された光景に報道陣から「なぜ?」と質問が飛ぶ。右腕は「理由が分かれば誰もこういうことにはならない。これが野球」と語ったが、味方の士気を著しく下げる禁忌は少なくともエースの仕事ではなかった。

 ダルビッシュは「(シーズン終盤の)今はみんな(けがとか)いろいろある。僕もいろいろある」と自らも万全ではないことを示唆。「その場その場で今できることに全力を尽くすことだけ考えた」と理解を求めたが、1回に2四球絡みであっさり先制を許したことを含め、6回途中降板は何とも物足りない。

 ワシントン監督も「あそこで(ダルビッシュ続投という)賭けをして勝ちをなくすのは嫌だった」と話すなど、右腕への信頼は揺らいでいる。結果が全ての時期。「とりあえず勝ったことが良かった」(ダルビッシュ)はその通りだが、次にはつながらない“勝っただけの試合”でもあった。

 

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