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最終更新:2013年9月26日(木) 6時17分

安倍首相 “集団的自衛権行使容認”に意欲

 ニューヨークを訪問中の安倍総理は、保守系のシンクタンク「ハドソン研究所」で講演し、日米同盟を重視する立場から、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の見直しに改めて強い意欲を示しました。

 「皆さま、私は私の愛する国を積極的平和主義の国にしようと決意しています」(安倍晋三総理大臣)

 安倍総理は講演で、公海上での自衛隊の艦船によるアメリカの艦船の防護などの例を挙げ、「日本の部隊が助けると、現行の憲法解釈では憲法違反になってしまう」と指摘しました。その上で、「日本は地域と世界の平和と安定に今までにも増して貢献していく国になる」と述べて、集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈の見直しに強い意欲を示しました。

 また、安倍総理は中国を念頭に、「日本には、すぐそばの隣国に、軍事支出が少なくとも日本の2倍で、米国に次いで世界第2位という国がある」と述べたうえで、日本の防衛予算の増額は0.8%に過ぎず、「私を右翼の軍国主義者と呼びたいのであれば、どうぞそうお呼びいただきたい」と皮肉りました。(26日04:06)

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