2015年ミラノ国際博覧会への日本政府の参加契約調印式
2015年ミラノ国際博覧会への日本政府の参加契約調印式が、7月18日、東京・港区のイタリア大使館で行われた=写真。
同博覧会は、同年の5月1日から10月31日までイタリア・ミラノ市郊外で開催され、参加予定国数は約140カ国、入場者数は約2千万人を想定している。メーンテーマは「Feeding the Planet, Energy for Life」(地球に食料を、生命にエネルギーを)。
冒頭、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使は「両国の実りある共同作業がスタートする。日本のテクノロジーが地球の環境を守り、自然資源の有効利用に多大な貢献をすることを期待している」とあいさつした。
イタリア政府のマルタ・ダッスー外務副大臣は「政府はミラノ博を大変重要なイベントと考えている。既に131カ国が参加を表明している」と述べた。
続いて平将明経産大臣政務官は「日本館では、わが国の食文化の魅力や歴史を紹介し、地球規模の問題解決に向けた取り組みを発信したい」、日本政府代表を務める後藤久典氏は「イタリアのスローフードに通じる、栄養バランスが整った日本食文化の特長を世界に広めたい」と意気込みを語った。
最後にジュゼッペ・サーラ・ミラノ博代表は「博覧会はイタリアにとっても大きなチャンスだ。同博を機にさらに多くの日本人旅行者に訪れてほしい」と述べ、後藤代表との間で調印を行った。