大分県のニュース
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国立公園初の地熱発電調査
大分県の「くじゅう連山」の平治岳の周辺で地熱発電の開発に向けた調査が国立公園としては初めて行われており、25日、調査の様子が公開されました。
平治岳の周辺では昭和50年代に行われた国の調査で、熱源があることがわかっていましたが、この地域は「阿蘇くじゅう国立公園」に指定されていて、中でも平治岳の周辺は特に保護が必要な「特別地域」に指定されているため、地熱発電の開発が厳しく規制されてきました。
しかし去年3月、国が国立公園内などでの開発規制を緩和したため、九州電力は今月4日から全国で初めて国立公園内で開発に向けた現地調査を行っています。
調査は平治岳北側の九重町、由布市、竹田市にまたがる15平方キロメートルの範囲で行われていて、25日は、地層の構造を把握するための調査の様子が公開されました。
現地調査は来月下旬まで行われる予定で、電磁波を使って地下の状態を調べたり、周辺の温泉で温度や成分などの分析を行ったりするということです。
九州電力では発電が可能な熱源が確認されれば地元の自治体などからの合意を得た上で、掘削調査を行うことにしています。
九州電力地熱センターの山下兼三さんは、「原発事故以降、再生可能エネルギー活用の機運が高まっており調査に乗り出した。いい結果が出てほしい」と話していました。
国が国立公園や国定公園の開発に関する規制を去年緩和してから、秋田県の「栗駒国定公園」で地熱発電に向けた調査が
行われています。
09月25日 18時48分