政治【阿比留瑠比の極言御免】欺瞞に満ちた民主、菅・仙石コンビの「中国人船長釈放」+(1/3ページ)(2013.9.26 11:59

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【阿比留瑠比の極言御免】
欺瞞に満ちた民主、菅・仙石コンビの「中国人船長釈放」

2013.9.26 11:59 (1/3ページ)民主党
処分保留で釈放された中国人船長。チャーター機に搭乗する際、Vサインをしてみせた=2010年9月25日未明、沖縄県石垣市(安元雄太撮影)

処分保留で釈放された中国人船長。チャーター機に搭乗する際、Vサインをしてみせた=2010年9月25日未明、沖縄県石垣市(安元雄太撮影)

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖で、海上保安庁の巡視船に体当たりした中国船の船長が超法規的に釈放されて丸3年となった24日付の本紙を読み、あの日の怒りと失望がよみがえった。当時の仙谷由人官房長官が菅直人首相の意向を受け、船長を釈放するよう法務・検察当局に働きかけたことを明かしていたからだ。

 あの時、彼らは国民に何と言っていたか-。

 「検察当局が国内法に基づいて粛々と判断した結果だ」(菅氏)

 「了としている。検察官が総合的な判断のもとにどうするかを考えたとすれば、そういうこともあり得るのかなと」(仙谷氏)

 二人とも、検察に船長釈放の責任をおっかぶせて逃げていたが、仙谷氏はこれが「真っ赤な嘘」であることを事実上、認めたのだ。

 検察は当時、大阪地検特捜部の押収資料改(かい)竄(ざん)事件で追い詰められており、首相官邸の圧力には抗しきれなかったのだろう。

 3年前の24日、那覇地検の次席検事が船長釈放を発表する記者会見で「日中関係を考慮」と不快そうにコメントを読み上げていたのも忘れられない。「この事件以外に(検察が)外国との関係を考慮した例は承知していない」(当時の西川克行法務省刑事局長)という無理筋の話を押し付けられたのだから当然である。

「元凶は菅首相だ。中国の圧力にベタ折れし、船長釈放を指示」

このニュースの写真

釈放され、中国福建省の福州空港に到着した中国漁船の船長(中央) =2010年9月25日午前4時 (矢板明夫撮影)

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