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阪神マートン7戦6マルチで首位打者猛追

5回裏阪神2死、左前打を放ってマルチ安打とするマートン(撮影・上田博志)
5回裏阪神2死、左前打を放ってマルチ安打とするマートン(撮影・上田博志)

<阪神2-4DeNA>◇25日◇甲子園

 3冠王を狙うバレンティンは、伏兵の猛加速に気づいているだろうか。シーズン最多安打のタイトルに突き進む阪神マット・マートン外野手(31)が、もう1つのタイトルも視界にとらえた。ここ7戦で、6度目となる複数安打を決め、打率は3割1分9厘、リーグ3位まで浮上した。

 まずは1回2死だ。三嶋の高め147キロに詰まりながらも二遊間を抜き、7試合連続安打をマーク。5回2死からは内角高め148キロを押し返し、巧みに三遊間を抜いた。

 2点差に迫った9回2死三塁で空振り三振、最後の打者になった。「今日は負けた。それだけだよ」と悔しさを隠しきれなかったが、勢いは止まらない。マルチ安打で満足できなくなるほど絶好調。7試合の通算成績は31打数19安打で打率6割1分3厘、1本塁打、6打点と驚異的だ。

 リーグ最多の安打数は168に伸ばし、同2位の巨人村田に11本差をつけている。来日4年目で3度目となるシーズン最多安打タイトルの獲得は濃厚。それだけでは済まないかもしれない。

 現在、打率リーグトップはヤクルト・バレンティンの3割3分2厘。マートンは3割1分8厘の巨人村田を追い越し、同2位で3割2分3厘のDeNAブランコに続く3位につけた。

 悔やまれるのは7回2死からのシーンだ。ヒットゾーンの三遊間にゴロを転がし、内野安打かと思われた当たり。遊撃梶谷がファンブルした結果、記録は失策となってしまった。とはいえ、まだ残り9試合もある。この勢いを持続すれば、もしかして…。バレンティンとブランコの打点、打率争いに注目が集まる中、CSに向けてテンションの高い安打製造機の存在も見逃せない。【佐井陽介】

 [2013年9月26日10時33分 紙面から]

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