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【くらしナビ】企業がソーシャルメディア対策 思わぬリスク…内容吟味して
2013.9.26 10:54
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非常識な振る舞いを示した写真や、倫理観が問われる言動をツイッターなどに投稿し、大きな社会問題となる事例が続発している。さらには、日常の何げない思いや、ちょっとした出来事を記しただけのつもりでも、思いもよらぬ重大な結果につながることも多い。利用者は便利で楽しいはずのソーシャルメディアに潜むリスクを理解する必要があり、企業も社内研修を行うなどの対策に乗り出している。(谷口康雄)
ソーシャルメディアとはフェイスブックやツイッターをはじめネットワークを形成するもの、ブログ、動画や写真の共有サイト、口コミや質問のサイトなどを含め、利用者が自ら情報発信する仕組みやサービス。その数は今や数千ともいわれ、多くの人が身近なものとしている。
「○○市に出張中。商談もまとまり、これから一人で打ち上げです」
ある営業担当者が、ご当地の名物を撮影した写真とともに、こんなつぶやきを投稿した。一仕事を終えた解放感も手伝って、気軽に投稿してしまいがちだが、そこには小さからぬ危険が潜んでいる。
品川経営コンサルティング(東京都品川区)代表で「ソーシャルメディアリスク対策の実務」(秀和システム)などの著書がある塩原将さんは「業務中の居場所は機密情報です。特定の企業と強く結びついた企業城下町が全国にあるなど、出張先の市町村名が分かるだけで、誰と会っているのかが推定されてしまいます」と解説する。「一見、差し障りのないような投稿ですが、勤め先や相手先の機密を危険にさらし、競合社を利する可能性があります」と注意を喚起する。
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