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【サッカー】

柏 絶望的ホーム大敗 広州恒大に1−4

2013年9月26日 紙面から

◇ACL準決勝第1戦 広州恒大1−4柏

柏−広州恒大 後半、広州恒大のコンカ(左手前)に勝ち越しゴールを決められ、頭を抱える柏の工藤(左奥)と倒れ込むGK菅野=日立柏サッカー場で

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 柏がホームで絶望的大敗を喫した。サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は25日、千葉・日立柏サッカー場などでホームアンドアウェー方式の準決勝第1戦が行われ、日本勢で4年ぶりに4強入りした柏は広州恒大(中国)と対戦し、1−4で敗れた。もう1試合はFCソウル(韓国)がホームでエステグラル(イラン)を2−0で下した。第2戦は10月2日に行われる。

 痛恨のホーム大敗に、試合終了直後の柏の選手たちは、ぼうぜんとピッチに立ち尽くした。

 警告の累積で出場停止の大谷に代わり、ゲームキャプテンを務めた栗沢が「中2日で正直疲れはあったが、何とか乗り越えられると思っていたが1−4という結果は残念です」と声を落とした。過酷すぎる試合日程は無残な結果をもたらした。

 前半10分、ジョルジワグネルのFKへの相手の対応が乱れ、幸運な形で先制し、前半を1−0で折り返した。だが後半13分、近藤のクリアをペナルティーエリア内でムリキに奪われて同点弾を許すと、柏の運動量が目に見えて落ち、相手のカウンターについていけず、守備が崩壊。終わってみれば昨年ACLの1次リーグで1分け1敗の苦手・広州に苦杯を喫した。

 広州は、リーグ日程が変更され、余裕をもって日本に乗り込んだが、柏はC大阪戦から、わずか中2日。21日間で6試合目。4大会を同時に戦う超過密日程を避けるため柏は24日、J1・アウェーの新潟戦(28日)の日程変更をJリーグ申し込んだが認められず意気消沈。この試合も、コンディションの差が結果を大きく左右した。

 今季のACLで、敵地で4勝1分け無敗の柏だが、Jリーグの日程変更という援護もなく、10月2日の敵地での第2戦で決勝に進むには、4−1で勝って延長戦に持ち込むか、最低4得点し、3点差以上で勝つ必要がある。「不可能な状況を打破したチームを私は多く見てきた」と、ネルシーニョ監督は自らに言い聞かせるように話していたが現実は絶望的な状況だ。

 

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