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三師会がお薬手帳アプリ、10月に公開- 来年春にiPhone版も
日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の「三師会」は10月1日から、共同製作したスマートフォン用のお薬手帳アプリを公開する。当面はAndroidのみの対応だが、診療報酬改定が行われる来年春には、iPhone向けのアプリも発表される予定で、今後の「電子お薬手帳」の普及に弾みが付きそうだ。
このほど大阪市内で開かれた日本薬剤師会(日薬)の学術大会で、日薬の小田利郎副会長が明らかにした。
お薬手帳は、医師に処方された薬の名前や量、服用回数などを記録し、薬の重複や不適切な飲み合わせなどを防ぐためのもの。現在は紙が主流だが、大阪府では9月から、スマホ用のアプリを活用したお薬手帳の運用が府内全域で始まるなど、電子版も徐々に広がりを見せている。
三師会のアプリは、厚生労働省が推奨する電子お薬手帳の標準フォーマット「JAHIS」(ジェイヒス)に準拠したもので、薬局で手渡される調剤報酬明細書などに印字された2次元バーコード(QRコード)を読み取るか、専用の読み取り機の上にかざすことで、調剤日や薬名、用法用量などの情報が登録される仕組みだ。ダウンロードは日薬のホームページでのみ可能で、三師会では来年春のストア展開に向け、現在、調整中という。
ただ、アプリを広く普及させるためには、薬局のレセプトコンピューター(レセコン)がQRコードの印字に対応する必要があり、これにはメーカー側の協力が欠かせない。
小田副会長はキャリアブレインの取材に対し、「来年4月の改定時に、レセコンのプログラムの変更があるので、それを機会に利用が広がっていくことが期待される」と話している。【敦賀陽平】
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( 2013年09月24日 16:18 )
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