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【プロ野球】

マーが胴上げ投手 きょうとあすはブルペン待機

2013年9月26日 紙面から

練習中、スタッフをいじる楽天・田中将大(金田祐二撮影)

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 歓喜の瞬間はエースで迎える。優勝マジックは「2」。楽天・星野監督が温めてきたビッグプランを実行する時がきた。ロッテの試合展開を横目でみながら、歓喜の瞬間にエース・田中を登板させるというアイデアだ。

 「マサヒロを胴上げ投手にしたい」と願う星野監督は当初、あと3勝に迫っている通算100勝を優先することも考えた。救援登板は2009年7月20日のソフトバンク戦(ヤフードーム)以来ない。開幕22連勝中だけに慣れないリリーフで敗れれば、今後に影響が出る可能性もある。

 しかし、田中は今季の進撃を先頭に立って支えた存在。リスクを考えても、その功労に球団初の胴上げ投手という栄誉で報いるというのが闘将の考え。新しい歴史は田中がつくる。迷った末、こんな結論に達したようだ。

 試合終了までロッカーにいた田中は「そのことについては何も言えません」と言葉を濁した。しかし、26日に先発する美馬は「最後は田中に締めてもらいます」と大役を譲る気持ちを示した。

 26日は優勝決定がロッテの結果待ちという状況になる可能性もある。ロッテが先に敗れ、楽天が最終回にリードしていた場合に限り、背番号18がマウンドへ上がることになりそう。その先は29日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で先発するため、胴上げ登板へのチャンスは2試合。ブルペンでベンチからのコールを待ち続ける。 (川越亮太)

 

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