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地方
BRT再提案を沿線4市町拒否 JR山田線復興調整会議 岩手
2013.9.26 02:06
東日本大震災で被災したJR山田線(宮古-釜石)の復旧について協議する第6回JR山田線復興調整会議が25日、盛岡市の岩手復興局で開かれた。沿線の4市町(宮古市、釜石市、山田町、大槌町)は、JR東日本側から再提案されていたBRT(バス高速輸送システム)の整備を拒否し、鉄路での復旧を改めて求めた。
昨年6月に示された最初の提案では、宮古-釜石約54キロのうち17%の区間で、BRTの専用道路を整備して仮復旧するとしていた。再提案では、橋梁(きょうりょう)などを建設して専用道路を46%まで増やし、一般道での走行を減らすことで、スピードアップを図るとしている。
しかし、4市町はこの日の会議で、反対する回答書を連名で提出。「鉄路は通学、通院などの日常の生活を支える交通機関として、地域に欠くことのできない存在。BRTの整備にかかる費用と時間を鉄道の本復旧に集中してほしい」などと説明し、改めてBRTは必要ないとの考えを強調した。
JRは、鉄路の復旧より安く済むBRTの整備費用を公表していない。鉄路の復旧には、計約210億円もの費用がかかる見込み。
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