新日本プロレスは24日に定時株主総会を開き、新社長に手塚要前執行役員(40)が就任した。親会社であるブシロードの木谷高明社長(53)は会長職を退き、菅林直樹前社長(49)が代表取締役会長に昇格。新体制となったことで新日プロはどう変化するのか? 手塚新社長は本紙の取材に応じ、新体制発足の経緯と今後の野望を明かした。
この日行われた株主総会で、新日プロは手塚新社長の就任を正式決定した。今年1月4日の東京ドーム大会で会長職の辞任を決意した木谷会長は退任し、今後はオーナーとして後方支援に回る。代わって菅林前社長が新会長となった。
新社長に就任する手塚氏は今年4月にブシロードから新日プロに異動し執行役員兼経営企画部長を務めてきた。木谷前会長とはいわば“師弟関係”にあり、1997年にブロッコリー(木谷氏が設立した会社)に入社。その後ブシロードに移り、海外法人の立ち上げなどに携わってきた経歴を持つ。趣味は「スーツの手入れ」という、バリバリのビジネスマンだ。
今回の新体制の狙いは何なのか。手塚新社長は「ブシロードグループとしてのシナジー(相乗効果)を高めましょうというのが一番。根っこの部分は大きく変わらないんですが、グループ会社としてより多くのものを活用するべくブシロードの人間が社長になったということです。新日本プロレス単体としては、やりたくてもできないことがあったわけです」と説明した。
これにより大きく前進しそうなのが海外戦略だ。新日プロでは2011年の米国大会を最後に海外での大会が行われていないが、ブシロードは米国とシンガポールに現地法人があるため「そういった拠点を使った上での世界戦略を組むことができる」。手塚新社長就任により、旧体制ではスムーズにいかなかった双方の連動が可能となる。今後は米国や東南アジアを中心にマーケット拡大を目指す。さらにアマチュアのレスリングチーム「ブシロードクラブ」も20年の東京五輪開催とレスリングの存続も決まったことで「今まで以上に積極的な活動にしたいし、できると思います」と語った。
手塚社長の使命は、木谷前会長との合言葉でもあった「新日本を売り上げ100億円の企業にすること」だ。新日プロの今期(昨年7月から今年7月まで)の売り上げは16億円で、来期の目標は20億円。気の遠くなるような目標だが手塚社長は「新日本の最盛期は1997年の40億円です。当時はゲート収入(入場料)がほとんどでしたが、今は様々なコンテンツがあるし夢の数字ではない」。基本的にはリング内にはノータッチの方針だが、旗揚げ44周年となる3年後の16年には「獅子の年」と銘打ち、4大ドームに匹敵する大型ツアーも計画しているという。
プロレス界では盟主の座を奪回した新日プロだが、肝心の業界自体は低迷続き。新社長の手腕で、さらなる躍進が期待される。
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