米ウォルマート、在庫積み上がりで発注削減へ=報道
[25日 ロイター] - ブルームバーグは25日、米小売最大手のウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)が、在庫積み上がりへの対応として、今四半期と来四半期の業者への発注を減らしていると報じた。
報道を受け、同社株は一時3%近く急落。結局1.5%安の74.65ドルで取引を終えた。
同社の広報担当者は「報道はまったく正確でない」とした上で「商品は店舗において日々上下変動する」とコメントした。
ウォルマートのサイモン最高経営責任者(CEO)は8月、売り上げが予想を下回るなか米国内部門の四半期在庫が6.9%拡大したと指摘。「在庫の質については心配していないが、向こう数カ月で(在庫は)引き続き注力分野となるだろう」と話していた。
これまでに複数の企業が、ウォルマートはすでに発注を一定程度減らしていると表明もしくは示唆している。化粧品メーカーのエリザベス・アーデン(RDEN.O: 株価, 企業情報, レポート)は8月8日時点で、ウォルマートからの発注が想定を下回っており、6月が特に目立っていたと述べている。
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