米医療保険制度改革、クルーズ共和党議員が反対演説
[ワシントン 24日 ロイター] - 米共和党のテッド・クルーズ上院議員は24日、医療保険改革法関連予算の打ち切りに向け演説を始めた。ただ、大半の共和党議員からの支持は得られていない。
46人の上院共和党議員の大半は、連邦政府機関の閉鎖を回避するため、党指導部と共に9月30日までに暫定予算の可決を目指す見通し。
クルーズ議員は医療保険改革法(通称オバマケア)関連の歳出を凍結せずに歳出法案が上院を通過するのを阻止するため、24日の午後からほとんど人がいない上院の議場で長時間演説を始めた。
「オバマケアの予算打ち切りのため、立っていられなくなるまで演説を続けるつもりだ」と述べた。
上院の規則では、クルーズ議員は、歳出予算の採決を可能にする審議打ち切り動議の採決が予定されている25日には議場を明け渡さなければならない。歳出予算は29日に通過するとみられている。その後法案は下院に戻され、下院では10月1日に迫る政府機関閉鎖の回避に向け、上院案の妥協を探るとみられる。
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