2013年09月21日

初めての宮崎県

/三角茶屋豊吉うどんJR宮崎店にて野菜天うどん/やけっぱち@宮崎県日南市にて濃厚らーめん/風来軒加納本店@宮崎県宮崎市にてうまからとんこつラーメン、辛さ10倍/辛麺屋枡元霧島国分店@鹿児島県霧島市にて辛麺レギュラー、スーパー激辛(25辛)/

 延岡の駅前にはコンビニがない。
 コンビニだけではなく牛丼屋とかコーヒーショップもないので、自販機で缶コーヒーを買って飲むわけですが、温かいのにするか冷たいのにするか悩み所です。
 結局は冷たいのにして始発で出発。

 宮崎までは日豊本線で乗り換え無し、宮崎からは日南線で、その宮崎で1時間半の乗り換え待ち。
 何を急いでいるのか分かりませんけど、駅構内のちょっと休憩する椅子は全て埋まっていて、遅れることはあっても早めに出ることは無いのだろうからそんなに早く駅に来なくてもと思います。

 で、駅構内にうどん屋さんを見つけました。
 三角茶屋豊吉うどんJR宮崎店、詳しいことは分からないけどこの地で5、6店舗での営業されているようです。
 メニューはうどんとそば、冷たいうどん、ご飯物として牛丼、おにぎり、いなり。
 トッピングはたぬき、玉子、温泉玉子、天ぷら、ワカメ、オボロ、キツネ、野菜天、ごぼう天、山かけ、エビ天、肉。

 どれを食べても美味しそうでしたので、野菜天うどん320円、このラーメン修業で初めての券売機です。
 麺は冷凍ではなく生麺、1分もかからず出来上がり、角盆で受け取って空いている席に座って食べます。
 うどんダシは塩気が強めて関東の醤油が強いのとは違い、関西の薄味が好みの人には「しょっぱくて飲めない」ということに。
 それでもいりこ、こんぶなどの出汁が効いていて美味しいですね。

 うどんはかなり柔らかめですが、ふにゃふにゃしている感じはなく、ぷつりと切れる感じ、とても食べやすい。
 うどん好きの人の殆どが讃岐うどんのコシを望むようですが、こういうコシのないうどんのことはどう考えているのだろうか。
 野菜天はサツマイモ、タマネギ、ニンジンを天ぷらにしてあって、とても美味しかったです。
 ご馳走様でした。

 日南線はかなり真っ直ぐの線路で、一時間ほどして到着。
 お店の開店時間まで2は1時間も早いけど、よほどのことがない限りは開店1時間前にお店に行くことにしているのでちょうどいい。

 電車を撮ったら、今度は駅舎を撮って。
 1日に何人乗り降りするのか数えられるほどの無人駅ながら、とても立派な駅舎。
 降ったり止んだりしていた雨がちょうど降ってきたので、ラーメン屋の開店待ち客がいないことを願って駅舎で雨宿りしていました。

 それでも15分前にお店に向かいます。
 やけっぱち@日南線北郷駅(宮崎県日南市)、ネット情報によればシドニーがむしゃら出身者で、無鉄砲グループのお店は国内は全て訪問してしまったのでシドニーに行かなくてならない。
 さすがにラーメン一杯のためには行かれないので、せめて二杯、できれば三杯にしたい。
 などと下らないことを考えていたら、開店数分前に暖簾を持った店主さんが店先に出て来て、「おお、無鉄砲さんですか」と声を掛けて下さいました。

 店内に入り、お好きな席にどうぞと言われたので、左手壁向きのカウンター席へ。
 カウンターは5席あり、店内中央に4人掛けのテーブル、反対側は4人掛けの小上がりが2卓のようです。
 メニューは厨房との仕切り板に沢山貼り出されていて、豚骨、濃厚、ブラック、レッド(トマト)、さらにつけ麺もある。

 せっかくここまで来たんだから食べ切れるだけ何杯でも食べて、と行きたいけど、戻りの電車は25分後で、それを逃すと1時間半後。
 そんな電車の便を気にするほどの軟弱な食べ歩きニスト、まだまだ修業が足りません。
 その後、続々とお客さんが来て小上がり以外はほぼ満席状態、奥さんらしき女性店員さんが後客のオーダーを取る中で、店主さんがラーメンを運んできて下さいました。

 濃厚らーめん600円、「スープの濃い、薄いは調整しますのでおっしゃって下さい」とまるで無鉄砲でラーメンを食べているような気分になります。
 それでは先ずスープから、と味わってみると純豚骨の味わい、濃厚なのに後味すっきりという丼の中ではドロ付いているのに口の中に入るとさらさらするという。
 無鉄砲インスパイアではなく無鉄砲そのものじゃないのか、前情報が無くてもこのスープを飲めば分かるぞ。

 無鉄砲製麺所(仮)から直送されてくる中太麺はもちろんのスープとの相性、麺を手繰っていると見る見るうちにスープが少なくなっていきます。
 トッピングはシンプルにチャーシュー、ネギ、海苔、チャーシューはとろっとろでした。
 危なく麺を食べ終わる前に卓上の紅生姜を入れて、味変というか紅生姜の食感を楽しむというか、高菜は無し。
 ああ、美味しかった、ご馳走様でした。
 食べ終わって会計、電車の時間を気にしつつ店主さんとお話しさせていただき、店先まで送っていただきました。

 美味しいラーメンを作る店主さんとお話しさせていただくたびに思うのだけど、ラーメンを見ているときの目つきは飛んでいるハエも落としそうなほど厳しいのに、なぜ、お客さんを見るときは恋人を見るような優しい目つきになるのだろうか。

 来た道を、というか、来た路線でそのまま南宮崎駅まで戻り、日豊本線に乗り換えて加納駅へ。
 一駅乗っただけで無人駅、いきなりなんですね。

 駅から歩いて10分、通り反対側に「こちら」とあるので徒歩の私は「おお、ここか」と向かいましたが、車で来たらちょっと遠回り。
 すぐ近くにも他のラーメン屋さんがありますね、と見送りながらお店へ。
 風来軒加納本店@宮崎県宮崎市、言わずと知れた無鉄砲店主さんが修業されたとされるラーメン屋、やっと来ることができました。
 店先には「風雷軒は味にこだわります。火力と時間をかけ作るスープには一切の妥協を許しません」から始まる一文に大きく頷きながら店内へ。

 お昼時間は過ぎていましたが、店内ほぼ満席、目の前に用意されたウェイティングシートに名前を書こうとしたら、「こちらへどうぞ」とカウンター席へ案内されました。
 カウンターはJ字型で10席、奥は全て小上がりで6人掛けが6卓、テーブルに立てかけてあるメニューを見ているとあちこちの店員さんからの視線を感じます。
 やっぱ無鉄砲15周年記念Tシャツは目立ちすぎたか、と後悔しながらオーダーしようと顔を上げると厨房とホールから2人の店員さんが近寄ってきてびっくり。

 メニューはとんこつ、しょうゆ、みそ、しお、辛味とあり、「お好み」は麺のかたさ、スープの濃度、ねぎの量と無鉄砲と同じ、というか、無鉄砲が模倣しているわけですが。
 お冷やを飲みながら卓上を見渡すと紅生姜、辛子高菜、にんにくしょうゆ、などなど。
 厨房ではスープを焚いている寸胴を絶えずかき混ぜています。

 程なくして、店長さんと思われる方が運んできて下さったうまからとんこつラーメン700円、辛さ10倍100円
 辛さは2倍から5倍までが50円増し、6倍から10倍までが100円増し、10倍以上は分かりません。
 店長さんと思われる方は「無鉄砲さんの方ですか?」と聞かれたので「いえいえ、ファンの一人です。神奈川から食べに来たんです」と。
 無鉄砲とどっちが旨いかと聞かれたらどっちも美味しい、しかししてこの唐辛子だけではない辛さが強烈に旨い。

 普通、このレベルの辛さのスープを提供する場合、「もの凄く辛いですけど大丈夫ですか」と聞かれそうですけど、宮崎では特に確認するほどの辛さではないのでしょう。
 そしてベースの豚骨スープが旨いから辛さが活きるわけで、そのスープに合わせた自家製の細麺もどうして良いか分からない美味しさ。
 時折、「力強いスープに負けない力強い太麺」と言う表現を見かけますが、力強いスープを相手にしない細麺、なのですね。

 途中で忘れてはならない高菜、紅生姜、どちらも美味しかったなあ。
 気が付いたら食べ終わっていてご馳走様でした。
 お会計の時もレジの店員さんに話しかけられ、お店を後にしました。

 駅へと戻る途中でジョイフル宮崎清武店、気が付いたら3日連続じゃないか。
 昨日、フェイスブックで友達にもらったコメントが気になり、(その友達はそんなつもりで書いたワケじゃないだろうけど)、安全、安全、と後ろ向きだった気持ちを挑戦、挑戦、へと気持ちを入れ替えました。

 今夜の宿にキャンセルを伝え、明日停まる予定の宿に1日長く泊まれるかお願いし、加納駅から宮崎へ戻るところを隼人へ。
 まあ、電車の便が1時間に1本あるからできたことで、昼に1本、夜に1本ならどうすることもできないか、特急に乗るかの選択を迫られていました。

 隼人駅から歩くこと25分、広い道だけなので迷わないけど、誰も歩いてないな。

 急に待ちがネオンで明るくなってきて、さらに進むと辛麺屋枡元霧島国分店@鹿児島県霧島市、延岡を本店とする宮崎で最大級のチェーン店です。
 店の造りは元気一杯ですが、若い男性店員3人が元気が無くてちょっと残念。
 元気があれば良いというものではないけど、無いよりうるさいくらいの方がいいと思うよ。
 数組しかいないガラガラの店内、空いているテーブルに着いてメニューを見ます。
 ラーメンは辛麺、なんこつ辛麺、トマトの辛麺、チーズの辛麺、麺はこんにゃく麺、中華麺、ちゃんぽん麺。

 中華麺以外の麺料理をラーメンと呼ぶかどうかは意見が分かれるところですが、私は評論家でも権威者でもないし、そもそもラーメンでお金もらってないし、こんにゃく麺でもチャンポン麺でもラーメンに分類します。
 辛さは7段階で5からは有料ですが迷わず一番辛いのをお願いしました。
 先ずは生中、450円が300円に割引サービスされていて、美味しいビールを見ながらテレビでプロ野球観戦。
 M1の巨人が負けていて、今夜の優勝は無いような感じです。

 程なくして辛麺レギュラー750円、辛さはスーパー激辛(25辛)250円、勢いでオーダーしたけど、これ1000円のラーメンじゃないか。
 こんにゃく麺はこんにゃくを使っている訳じゃなくて、そば粉が主原料の韓国麺です。
 ちょっと違うけど冷麺の麺を想像していただければ近いのですが、つるんとした麺だけにスープへの辛みがイマイチです。
 スープは薄い豚骨出汁に唐辛子、ニラ、溶き卵、丸ごとニンニクと食材だけみるとニュータンタンメンと同じに思えますが、味は全く違います。

 辛さは25辛なのに何の注意もなかった通りに殆ど辛さを感じません、熱くて食べにくかったけど。
 食後に無料サービスのかき氷を食べようかと思ったけど、店員さんから特に勧められなかったのでそのまま会計。

 ホテルに戻って、洗濯、乾燥。
 洗濯機は洗剤までも無料サービス、乾燥機は30分100円と標準的。
 全て9時までに済ませて半沢直樹最終回、ドラマなんだからドラマとして楽しまないと。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
無鉄砲のTシャツを着て中本へ行けばいいじゃないですか??
あなたは中本の常連ではないんですよね?(笑)
他のラーメン店のTシャツを着て蒙古タンメン中本を回る修業をして下さいね。

それを読んだ中本の常連さんが何と思うのか、とっても楽しみです(笑)
Posted by 浩子 at 2013年09月25日 20:51
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