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できごと
維新議長の辞職求める 大阪市議会の公明、自民、民主系 高校吹奏楽部の演奏問題で
2013.9.25 22:34
大阪市議会議長で大阪維新の会の美延映夫(みのべてるお)氏(52)が8月末に開いた政治資金パーティーで市立高校の吹奏楽部が演奏したことをめぐり、市議会の公明、自民、民主系の3会派は25日、「議長として不適切な行為」として、維新に対し、美延氏の議長の辞職を求めた。3会派は美延氏が辞職しなかった場合、26日午後に開かれる本会議で、辞職勧告決議案、不信任決議案、問責決議案のいずれかを提出する方針。
3会派は、パーティーの演奏で教育の政治的中立性が侵されたと問題視。維新幹事長の松井一郎大阪府知事は3会派の動きに対して「嫌がらせはやめた方がいい。そのとき公明の議員も来てたわけでしょ。そのときになんで言わないんですか。理解できません」と述べた。堺市内で記者団の質問に答えた。
決議案が提出されれば賛成多数で可決する見通しだが、市長に対する不信任決議と違って法的拘束力はない。公明、自民幹部は「可決されても辞職しない場合は、議場から3会派で退場する」としている。市議会事務局によると、議長に対するこれらの決議案が可決された例はない。
美延氏によると、パーティーは8月31日、大阪市内のホテルで美延氏の議長就任祝賀会として開催。後援会役員の男性が吹奏楽部の顧問教諭に演奏を依頼し、部員約100人が会場で国歌など2曲を演奏したという。
市教委では教育の政治的中立性が侵された疑いもあるとして、学校側から事情を聴くなど経緯を調べている。
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