日立製作所は手荷物の中にある爆発物を自動で検知するテロ対策システムを開発した。かばんや時計、携帯電話などに付着した爆発物の成分を5秒以内に検知する。既存のエックス線検査装置に併設して手荷物検査の安全性を高める。今後、公共交通機関やイベントで実証試験を進め、2015年度にも実用化する。
開発したシステムは手荷物が検査機器の中を通る際、片側から高速で風を吹きかけ爆破成分の微粒子を分離。さらにサイクロン方式の遠心分離技術で微粒子を効率的に集め、質量分析計で分析する。
爆発物は複数の成分が含まれる。システムは2種類以上の成分から爆発物の有無を自動判定するため、化粧品や塗料、薬などの他の成分と間違えることはほぼない。従来の装置は20秒かかり、手荷物検査で素早く対応するのは難しかった。
10月2日から東京ビッグサイトで開かれるテロ対策専門展に出展し、実証試験を兼ねて性能などを確かめる。
システムは文部科学省の科学技術戦略推進費「安全・安心な社会のための犯罪・テロ対策技術等を実用化するプログラム」で開発された。
日立製作所、爆発物成分
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