米新築住宅販売:8月は小幅増-年初来2番目の低水準
9月25日(ブルームバーグ):8月の米新築住宅販売は増加したが、前月の大幅減少を埋め切れず、年初来2番目の低水準にとどまった。住宅ローン金利の上昇が響いた。
米商務省が発表した8月の新築一戸建て住宅販売 (季節調整済み、年率換算)は前月比7.9%増の42万1000戸。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は42万戸だった。前月は14.1%減少の39万戸と年初来の最低を記録していた。
アメリプライズ・ファイナンシャル(デトロイト)のシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は「住宅購入を決断する上で、住宅ローン関連コストの上昇は極めて重要な要素だ。よって住宅市場の回復の勢いはある程度弱まるだろう」と述べた。
新築住宅販売価格の中央値は前年比0.6%上昇し25万4600ドル。前月比では0.7%下落した。
地域別では全米4地域のうち3地域で販売が増加。最も伸びたのは中西部で19.6%増。一方で西部は14.6%減の8万2000戸と、2012年3月以来の低水準だった。
新築住宅の在庫は8月末時点で17万5000戸と、11年3月以降で最多となった。販売に対する在庫比率は5カ月と、前月の5.2カ月から低下した。
原題:Sales of New U.S. Homes Rose in August Following JulyPlunge (2)(抜粋)
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更新日時: 2013/09/26 01:39 JST