事件暴力団癒着情報これまでも 全国警察への裏切り行為2013.9.19 23:34

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暴力団癒着情報これまでも 全国警察への裏切り行為

2013.9.19 23:34 暴力団

 内通者がいるという証言は本当だったのか。愛知県警が19日、指定暴力団山口組弘道会の周辺者に内部情報を漏らした疑いで現職警部を逮捕した。全国警察が弘道会撲滅に取り組む中、同会本部を管内に抱える県警警部による裏切り行為の疑いが浮上した。

 「(見返りは)飲食や旅行…。現金も」。名古屋地裁で開かれている県警幹部への脅迫罪に問われた佐藤義徳被告(56)の公判。5月に出廷した県警OBは、警察情報を提供した見返りに佐藤被告から便宜供与を受けていたことを具体的に証言しただけでなく「他にも10人ぐらい」の警察官が接待を受けていたことを明らかにしていた。

 佐藤被告の元交際相手も出廷。「佐藤さんは『何でも金で買える。警察官も金で買っている。2千万円ぐらい使った人もいる』と話していた」と証言した。

 弘道会は名古屋市中村区に本部を置く山口組系の2次団体。篠田建市(通称・司忍)会長が2005年に山口組の6代目組長に就任すると、豊富な資金力をバックに山口組を支配するようになった。

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