新潟県のニュース
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泉田知事と東電社長が再会談
新潟県の泉田知事は東京電力の廣瀬社長と再び会談し、柏崎刈羽原子力発電所の運転再開の前提となる安全設備の設置について事前の了解を求める文書を受け取り、内容を検討する考えを示しました。今後は、泉田知事が運転再開に向けた安全審査の申請を容認するかどうかが焦点となります。
新潟県の泉田知事は25日、新潟県庁を訪れた東京電力の廣瀬社長と会談しました。
この中で、廣瀬社長は「立地地域と結んでいる安全協定は信頼関係の根底をなすものでこれを遵守します」と伝えました。
また、泉田知事が安全性に懸念を示していた柏崎刈羽原発の運転再開の前提となるフィルターベントと呼ばれる設備を増設する考えを伝え、安全協定に基づいて了解を求める文書を手渡しました。
この文書は前回、7月の会談では泉田知事が受け取りを拒否していましたが、今回は、「預かります」と受け取り、今後、内容を検討する考えを示しました。
一方、泉田知事が▽万が一、フィルターベントを使用する際の住民への周知の方法や▽被ばくを極力避けるための対策などをただしたのに対して廣瀬社長は▽安全設備については必要な対策を施しているとした上で▽住民への周知などについて自治体とのコミュニケーションを深めて対応したいとこたえました。
前回のことし7月の会談では泉田知事が地元が了解する前の安全審査の申請は認められないなどと反発したため物別れとなっていました。
しかし、25日の会談では東京電力側が設備の増設や自治体との連携を重視する考えを示したことに泉田知事も一定の理解を示していて今後、知事が安全審査の申請を容認するかどうかが焦点となります。
会談後、廣瀬社長は「地域の安心、安全を最優先に考えることをしっかりと申し上げた。1日でも早く申請を出したいが新潟県から事前の了解を頂くまでは申請する考えはない」と述べました。
09月25日 19時11分