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事件
「先生も学校もうそつきだ」提訴6年、担任の責任認める判決に両親も涙
2013.9.25 13:36
[事件・トラブル]
「ずっと暗闇の中にいる気分だった」。約10年前の中学在学中、いじめに苦しみ自殺未遂を繰り返した女性会社員(23)。「学校が放置した」と訴えた裁判で25日の名古屋地裁一宮支部判決は当時の担任の責任を認めた。提訴から約6年。「思い出すのもつらい」と女性は法廷に姿を見せなかったが、両親は主張が認められ、涙を浮かべた。
昨年10月の法廷。証言台に立った女性は涙を流しながら「先生も学校もうそつきだ」「最低な人間。許せない」と激しい言葉で訴えた。いじめを受けたのは主に中学1年のころ。クラスで無視され暴言を浴びせられ…。母親を通じ学校に相談したが対応はなく、担任を含む複数の教諭から「あなたも悪い」と責めるような態度を取られたという。
心情や担任の名前を連ねた遺書を用意したことも。「いじめられても仕方のない人間のように扱われ、追い詰められた」。証言台に立ったのは「いじめの事実や傷つけられたことを認めさせるには生きて語るしかない」との思いからだ。
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