アスファルトから基準値超す放射線、ソウルの道路を調査=韓国

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  ソウル蘆原区月渓洞の907番地一帯から、市内の大気中の平均値より高い放射線量が検出された問題で、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は6日、近隣住民に対する疫学検査を実施することを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

  パク市長は同日午後、現場を訪れ「放射線量が人体に影響のない水準の少量だとしても、市民の不安を解消することがソウル市の責任」と発言。「放射線が検出された地域の近隣住民に対し、疫学検査を実施することにした」と述べた。

  パク市長はこの日、放射線計測器を使い問題の場所を測定した。放射線が検出されたアスファルトは現在除去されているため、測定結果は大気中の平均値とほぼ同じ毎時0.2マイクロシーベルトだったが、除去されたアスファルトを直接測定したところ毎時2.7マイクロシーベルトと高い数値を示した。

  放射線が検出された907番地一帯の道路は、2000年に舗装されたことが分かっている。パク市長は2000年以降に舗装された市内のアスファルト道路2500カ所あまりをすべてを調査するよう指示した。(編集担当:新川悠)

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