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文科省 もんじゅ存続の道残す
9月25日 16時20分

高速増殖炉「もんじゅ」での今後の研究について検討する国の作業部会が開かれ、文部科学省は、運転を再開した場合、6年間程度継続するという計画案を示しました。
それで研究を終了するかどうかは、その時点で判断するとしており、もんじゅの存続にも道を残した形です。

福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」での研究について、文部科学省は25日に開かれた国の作業部会に今後の計画案を示しました。
その中では、高速増殖炉の開発について「エネルギーの選択肢を確保しておくことは重要」と指摘したうえで、もんじゅをその中核的な研究開発の場と位置づけています。
このため、もんじゅの運転を再開した場合は、試験運転を2年、本格運転を4年程度行い、炉心の管理技術や原子炉を冷やすナトリウムの取り扱い技術などを優先的に研究するとしています。
それで研究を終了するかどうかは、その時点で判断するとしていて、もんじゅの存続にも道を残した形となっています。
ただ、もんじゅについては現在、保守や管理の新たな体制を構築するまで、運転再開に向けた準備作業を行わないよう、原子力規制委員会から命じられているほか、敷地内を走る断層の調査も続けられており、運転が再開されるめどは立っていません。

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