交通事故:集団登校の5人重軽傷、少年逮捕 京都・八幡
2013年09月24日
集団登校中の児童の列に車が突っ込んだ事故現場=京都府八幡市で2013年9月24日午前9時33分、本社ヘリから竹内紀臣撮影
24日午前7時55分ごろ、京都府八幡市八幡双栗(そぐり)の府道で、同市の自称派遣社員の少年(18)が運転する乗用車が集団登校中の同市立八幡小学校の児童の列に突っ込んだ。府警八幡署によると、1年生の男児(6)が頭などを打って重体のほか、1~5年生の男児と女児計4人が軽傷とみられる。同署は自動車運転過失傷害容疑で少年を現行犯逮捕し、事故原因を調べている。【伴丈伸治、南良靖雄、堀智行】
府警によると、重体の男児は集中治療室(ICU)で治療を受けている。軽傷とみられるのは、5年男児(11)▽同男児(10)▽3年女児(9)▽1年女児(6)。
府警の調べでは、車は一方通行の市道を南進、府道との交差点で左折した際にスリップし、20~30メートル先の府道北側のガードレールに衝突。はずみで更に20~30メートル先の府道南側の歩道の柵を押し倒して児童の列に突っ込み、民家に衝突して停止した。歩道の柵に衝突した際、車体がはね上がって児童の列に突っ込んだとの目撃証言もある。児童は13人の列で東から西へ歩いていた。
少年は出勤途中で、調べに対し「交差点で一時停止した後、発進したらスリップした」などと供述しているという。車はスポーツタイプのマニュアル式の普通乗用車。少年は昨年11月に免許を取得したという。
現場は片側1車線の直線道路(幅6メートル)で、京阪電鉄八幡市駅南東約1.2キロの住宅や工場、商店が混在する地域。